新春恒例 初売り盛況 佐世保玉屋、長崎・浜屋百貨

 佐世保市栄町の佐世保玉屋で1日、初売りがあり、福袋やセール品を買い求める客でにぎわった。
 開店前には約1500人が列をつくり、午前10時に店の扉が開くと、お目当ての売り場になだれ込んだ。約7000個用意していた福袋は夕方にはほぼ完売。食料品やブランドの婦人服が人気だったという。
 北松佐々町の吉岡宏一さん(71)は「数十年前から毎年来ている。洋服やお菓子の福袋を購入した。開けるのが楽しみ」と笑顔で話した。
 この日は7階の文化ホールで男性5人組オペラユニット「LEGEND」のコンサートもあり、約250人が美しい歌声に酔いしれた。

 長崎市浜町の浜屋百貨店で2日、恒例の初売りがあり、福袋やセール商品を求める買い物客が詰め掛け、活気にあふれた。
 早い人は午前5時半ごろから開店を待ちわび、午前10時の開店前には約3000人が列をつくった。予定を10分繰り上げて開店すると、買い物客は目当ての品を求めて“猪突(ちょとつ)猛進”。地下の食品売り場や2階の婦人服売り場を中心ににぎわい、用意した8000個の福袋がほぼ完売した。
 食品売り場などで福袋をまとめ買いした同市田中町の福田麻美さん(29)は「年に1度なので朝から気合を入れて並んだ。目当ての商品を買えたのでよかった」と喜んでいた。

福袋を買い求める客でにぎわう店内=佐世保玉屋
初売りの買い物客でにぎわう店内=長崎市、浜屋百貨店

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