平穏願い新本殿に長い列 横浜・伊勢山皇大神宮

 天候に恵まれた2日、伊勢山皇大神宮(横浜市西区)には、昨年10月に完成した新しい本殿の前に、1年の平穏や健康などを願う人が長い列を作った。

 本殿の建て替えは90年ぶりで、伊勢神宮(三重県)から社殿の一つを譲り受けて再建された。新本殿の初めての正月ということもあり、参拝客も例年より多く、朝6時の開門からお参りする人の列は途切れなかった。

 毎年参拝しているという川崎市幸区の男性会社員(64)は「定年が延びたので、今までと同じく仕事ができることと、健康で平穏な1年を願った」と笑顔。同神宮の阿久津裕司・宮司代務者は「昨年は災害の多い1年だったが、今年は皆さん平穏な日々を送っていただければ」と話していた。

大勢の参拝客が集まった伊勢山皇大神宮=横浜市西区

© 株式会社神奈川新聞社