2019年に期待する世界のサッカー選手を選んでみた

昨年バロンドールとFIFA最優秀選手賞をルカ・モドリッチがW受賞し、メッシ・ロナウドの二強独占時代が終わりを告げた。

この2019年は緊迫化する世界情勢と同じように新時代の覇権を巡って争われることが予想されるが、そんな一年で「もっとも期待したい」世界のサッカー選手は誰だろうか。Qolyに寄稿している方々に挙げてもらった。

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フィルヒル・ファン・ダイク(リヴァプール)

プレミアリーグで無敗の首位と、最高の形で2019年を迎えたリヴァプール。そのレッズにおいて守備の要として君臨するファン・ダイクに注目したい。

193cmの大柄な体格でありながら俊足FWとの1対1にも強く、尚且つ足元の技術も兼ね備えた「速い、高い、巧い、強い」の四拍子揃った27歳は、今まさに「ヨーロッパ最高のディフェンダー」といっていい。

クラブの悲願でもあるプレミアリーグ初制覇を果たせれば、さらなる存在感を披露してくれることだろう。(一条のりお)

クシシュトフ・ピョンテク(ジェノア)

欧州各リーグの前半戦が終わり、最もサプライズだったのがジェノアのピョンテクではないだろうか。

昨シーズンまでは母国のポーランドでプレーしていた23歳は、今季初めての海外挑戦となったイタリアに渡ると、開幕から6試合連続でゴールを記録。現在なんとあのロナウドを抑えてセリエA得点ランキング1位に立っている。

ロシアW杯のメンバーにも選ばれておらず、半年前までどういう選手なのか誰も知らなかったであろう彼がこのまま得点王のタイトルを取ることができるのか、またその去就などの動向から目が離せない。(山本一人)

ケイタ・バルデ(インテル)

世間の注目度は高くないが、インテルのケイタ・バルデに注目している。

現在はASモナコから1年間の期限付き移籍中で、新天地で活躍しているとは言い難いが、少しずつチームに順応してきており、爆発の予感がする。左サイドハーフはイヴァン・ペリシッチで不動だが、右サイドハーフであればレギュラー奪取が可能だ。

エースのマウロ・イカルディや昨シーズンまで所属していたラフィーニャなどバルセロナのカンテラ出身者が活躍している最近のチームの傾向も追い風となっている。(キノシタハルト)

アレッサンドロ・バストーニ(パルマ)

バストーニは、久しぶりに大器の予感を感じさせるイタリア人センターバックだ。

イタリア代表はカテナチオと呼ばれ強固な守備を誇ってきたが、近年若手タレントが不足しており、中堅のロマニョーリ&ルガーニなどはいるが、キエッリーニ&ボヌッチの牙城を崩せるまでには至っていない。

しかし今年4月に20歳になる新鋭は、パルマで素晴らしいパフォーマンスを見せており、セリエAでも問題なく戦えることを示している。より大きな舞台でも期待が持てそうだ。(越堂一)

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