先日、バルセロナを指揮するエルネスト・バルベルデは来季以降のことは何も分からないとの見解を示していた。すでにバルベルデ退任説も出ており、それを受けて英『Daily Mirror』がさっそくバルベルデの後任候補5名をリストアップしている。
1.シャビ・エルナンデス
少し早すぎる気もするが、バルセロナの哲学を知り尽くすシャビならばサポーターも歓迎するだろう。シャビは2018年にUEFAプロライセンスのコーチングコースを受講しており、同メディアは実戦経験なしでもバルセロナなら実現可能と見ているようだ。
2.フィリップ・コクー
シャビと同じくバルセロナのOBだ。オランダのPSVを指揮してリーグ制覇を成し遂げているが、その次に指揮を任されたトルコのフェネルバフチェでは4ヶ月で解任されている。経験は浅いが、バルサ流を知るコクーなら有りか。
3.ティエリ・アンリ
これはサポーターが受け入れないだろう。選手としてバルセロナで成功したとはいえ、現在指揮を執るモナコでは悲惨な成績に終わっている。同メディアはひとまず候補に挙げたようだが、さすがにこれは最後の手段か。
4.マルセリーノ・ガルシア・トラル
今季はバレンシアで苦戦しているが、昨季はチームをチャンピオンズリーグ出場権獲得まで導いた。過去にセビージャ、ビジャレアルも指揮しており、スペイン国内での経験は十分だ。バルベルデの時と同じく、スペイン国内から優れた指揮官を引き抜くのは良い方法だろう。同メディアもマルセリーノにとってステップアップの時ではないかと伝えている。
5.ローラン・ブラン
これも意見が分かれるところだろう。ブランはパリ・サンジェルマンやフランス代表を指揮した経験を持っており、今回挙げられた5名の中では指揮官として最も高いレベルを経験している。短期間ながら現役時代にバルセロナでプレイした経験もあり、候補に挙がるのは必然か。
バルセロナは独特な哲学を持つクラブで、理想的な指揮官を探すのは難しい。無難なところではリーガを長く経験しているマルセリーノ、ギャンブルをするならシャビか。