【ブンデスリーガ】商売上手のドルトムント 選手の売却益だけで4億ユーロ越えに

売却益が4億ユーロを超えたドルトムント

先日、ボルシア・ドルトムントはアメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチを6400万ユーロ(約80億円)でチェルシーに売却した。ここ数回の移籍市場でドルトムントは次々と選手の売却に成功し、すでに売却益だけで4億ユーロ(約493億円)に上ると言われている。主力選手を放出していてもブンデスリーガでトップを維持するドルトムントは、まさに商売上手のクラブだ。

ウスマンヌ・デンベレ→バルセロナ:1億4500万ユーロ(約194億円)

ドルトムント史上最も高額な移籍金での取引となったのは、バルセロナに放出したデンベレだ。レンヌから1500万ユーロ(約19億円)で獲得した同選手の売却益は単純計算で1億3000万ユーロにも及ぶ。ネイマールがパリ・サンジェルマンへと旅立ったバルサにとってはデンベレは後釜に最適な選手で、ドルトムントはギリギリまで金額を引き上げることに成功した。

ピエール=エメリク・オーバメヤン→アーセナル:6300万ユーロ(約85億円)

サンテティエンヌからドルトムントに到着して以来、ゴールを量産し続けていたオーバメヤン。バイエルン・ミュンヘンのロベルト・レバンドフスキと得点王争いを演じ、213試合で141ゴールを記録した。ただ、クラブ側はオーバメヤンの素行の悪さを疑問視しており、プレミアリーグからのビッグオファーに承諾することとなった。

ヘンリク・ムヒタリアン→マンチェスター・ユナイテッド:4200万ユーロ(約56億円)

2013年夏にユナイテッドにムヒタリアンを4200万ユーロ(約56億円)で売却した。アルメニア代表のプレーメーカーはシャフタール・ドネツクからわずか1300万ユーロ(約17億円)で獲得し、ドルトムントで一気にブレイク。当初クラブは放出の考えは持っていなかったものの、ユナイテッドからの高額オファーにより約3000万ユーロの利益を得た。

マッツ・フンメルス→バイエルン・ミュンヘン:3500万ユーロ(約45億円)

ネヴィン・スボビッチと共に強力なセンターバックとして活躍していたフンメルス。2015-16シーズンまでドルトムントに在籍しUEFAチャンピオンズリーグ決勝進出を経験。しかし、マリオ・ゲッツェやレバンドフスキをフリーでバイエルンに放出していたドルトムントは、高額な移籍金を提示されてたことで放出を容認することとなった。

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