警察庁によると、2018年の全国交通事故死者(速報値)は累計3532人と、2017年の3694人から更に162人減となり、1948年以降の統計史上最少を更新しました。
都道府県別では33都道府県で減少、14県で増加していて、最多は愛知県189人(－11)、千葉県186人(＋32)、埼玉県175人(－2)、最少は鳥取県(－6)と島根県(＋3)の各20人、石川県28人(－6)の順となっています。50人到達は29都道府県(＋1)、100人到達は12都道府県(＋1)、150人到達は5府県(－1)でした。
■2018年交通事故死者数(速報値)
【都道府県別】
全国 3532人(－162)［上期1603＋下期1929］〈10万人比2.79人〉
北海道 141人(－ 7)［62＋79］〈2.65人〉※
青森県 45人(＋ 3)［21＋24］〈3.52人〉●※
秋田県 42人(＋12)［19＋23］〈4.22人〉●※
岩手県 59人(－ 2)［30＋29］〈4.7人〉
宮城県 56人(＋ 5)［25＋31］〈2.41人〉●※
山形県 51人(＋13)［18＋33］〈4.63人〉●※
福島県 75人(＋ 7)［34＋41］〈3.99人〉●※
茨城県 122人(－21)［61＋61］〈4.22人〉
栃木県 89人(－ 6)［42＋47］〈4.55人〉※
群馬県 64人(－ 3)［22＋42］〈3.27人〉※
埼玉県 175人(－ 2)［89＋86］〈2.39人〉
千葉県 186人(＋32)［91＋95］〈2.98人〉●
東京都 143人(－21)［61＋82］〈1.04人〉※
神奈川県 162人(＋13)［71＋91］〈1.77人〉●※
山梨県 37人(± 0)［20＋17］〈4.5人〉
長野県 66人(－13)［28＋38］〈3.18人〉※
新潟県 102人(＋17)［42＋60］〈4.5人〉●※
富山県 54人(＋17)［21＋33］〈5.11人〉●※
石川県 28人(－ 6)［15＋13］〈2.44人〉
福井県 41人(－ 5)［15＋26］〈5.26人〉※
静岡県 104人(－24)［51＋53］〈2.83人〉※
愛知県 189人(－11)［95＋94］〈2.51人〉
三重県 87人(＋ 1)［38＋49］〈4.83人〉※
岐阜県 91人(＋16)［44＋47］〈4.53人〉●※
滋賀県 39人(－16)［16＋23］〈2.76人〉※
奈良県 45人(＋ 5)［15＋30］〈3.34人〉●※
和歌山県 36人(－ 2)［16＋20］〈3.81人〉※
大阪府 147人(－ 3)［67＋80］〈1.67人〉※
京都府 52人(－14)［16＋36］〈2人〉※
兵庫県 152人(－ 9)［68＋84］〈2.76人〉※
岡山県 68人(－29)［32＋36］〈3.57人〉※
広島県 92人(＋ 1)［51＋41］〈3.25人〉●
鳥取県 20人(－ 6)［ 8＋12］〈3.54人〉※
島根県 20人(＋ 3)［10＋10］〈2.92人〉●※
山口県 52人(－27)［20＋32］〈3.76人〉※
徳島県 31人(－ 3)［13＋18］〈4.17人〉※
香川県 44人(－ 4)［19＋25］〈4.55人〉※
愛媛県 59人(－19)［21＋38］〈4.33人〉※
高知県 29人(± 0)［12＋17］〈4.06人〉●※
福岡県 136人(－ 3)［65＋71］〈2.66人〉※
佐賀県 30人(－ 6)［14＋16］〈3.64人〉※
長崎県 36人(－11)［17＋19］〈2.66人〉※
熊本県 60人(－13)［25＋35］〈3.4人〉※
大分県 39人(－ 5)［16＋23］〈3.39人〉※
宮崎県 34人(－ 8)［19＋15］〈3.12人〉
鹿児島県 64人(－ 2)［26＋38］〈3.94人〉※
沖縄県 38人(－ 6)［22＋16］〈2.63人〉
●前年総数の交通事故死者数に到達した県
※下期の交通事故死者数が上期総数に到達した都道府県
・1日あたり9.68人、2.48時間に1人の割合
上期(181日1603人：1日あたり 8.86人／2.71時間に1人)
下期(184日1929人：1日あたり10.48人／2.29時間に1人)
【ワースト3】年間［上期／下期］
＜総数＞
1位：189人 愛知県(－11) ［95人 愛知県(＋ 3)／95人 千葉県(＋14)］
2位：186人 千葉県(＋32) ［91人 千葉県(＋18)／94人 愛知県(－14)］
3位：175人 埼玉県(－ 2) ［89人 埼玉県(＋ 7)／91人 神奈川県(＋9)］
＜増減数＞
1位：＋32 千葉県(186人) ［＋18 千葉県(91人)／＋16 奈良県(30人)］
2位：＋17 新潟県(102人)・富山県(54人) ［＋11 広島県(51人)／＋15 山形県(33人)］
3位：＋16 岐阜県(91人) ［＋10 福島県(34人)／＋14 千葉県(95人)］
＜増減率＞
1位：富山県(45.9％) ［秋田県(90％)／島根県(150％)］
2位：秋田県(40.0％) ［宮城県(47.1％)／奈良県(114.3％)］
3位：山形県(34.2％) ［福島県(41.8％)／山形県(83.3％)］
＜10万人比＞(総務省統計局人口推計2017/10/01現在)
1位：福井県〈5.26人〉［山梨県〈2.43人〉／福井県〈3.34人〉］
2位：富山県〈5.11人〉［岩手県〈2.39人〉／富山県〈3.13人〉］
3位：三重県〈4.83人〉［岐阜県〈2.19人〉／山形県〈2.99人〉］
◆用語解説「交通事故死者」
「交通事故」とは、道路交通法第2条第1項第1号に規定する道路において、車両等及び列車の交通によって起こされた事故で、人の死亡又は負傷を伴うもの(人身事故)をいい、「死亡」(「死者」)とは、交通事故によって、発生から24時間以内に亡くなった場合(人)をいう。
警察庁では、交通事故実態をできるだけ早く把握、分析し、最も効果的な交通安全対策を迅速に検討し実施するとともに、国民に対して、速やかに交通事故状況を知らせることで交通事故防止を図ることを目的として、各種統計をとりまとめている。このうち、交通事故死者については日報を、また翌春に30日以内交通事故死者を公表している。
