長崎市丸山町の長崎検番で4日、仕事始めに当たる「初弾き」があり、芸妓衆(げいこし)16人があでやかな踊りや唄、三味線などを披露した。
踊り手の8人は、日本髪に稲穂やべっ甲の髪飾りを挿し、芸妓衆の正装である裾引き姿で「七福神」「十二月(じゅうにつき)」「さわぎ」の3曲を舞った。演目が終わるごとに客席の約50人から大きな拍手が送られた。
初弾きを終えたゆう羽(は)さんは「気合を入れて臨んだ。昨年は災害など暗いことの多い年だったが、今年は自分も元気に過ごし、周りを楽しませたい」と抱負を語った。
芸妓衆はこの後、新年のあいさつのため、得意先の料亭などを回った。