【平成の長崎】大村工が初優勝 ジャパネット杯春高バレー 平成24(2012)年

 ジャパネット杯第64回全日本高校バレーボール選手権(春高バレー)最終日は1月9日、東京体育館で男女決勝を行い、長崎県男子代表の大村工は昨夏の北東北総体王者の創造学園(長野)に3-2で競り勝ち、春高バレーとしては初の日本一に輝いた。長崎県勢男子の優勝は2004年の佐世保南以来、8年ぶり2度目。

 大村工は第1セットを20-25で落としたが、その後はエース冨永航一のバックアタックなどで主導権を握り、第2セットを25-23、第3セットを25-16で連取。第4セットを22-25で奪われてフルセットに持ち込まれたが、最後はセンター高山伸悟のブロック、徳永翔吾の速攻などで引き離して15-11で快勝した。

 大村工は今大会、初戦の玉野光南(岡山)を2-0で下して勢いに乗ると、準々決勝で昨秋の山口国体王者の宇部商(山口)、準決勝で前回大会優勝の東亜学園(東京)を連破。一気に頂点に上り詰めた。(平成24年1月10日付長崎新聞より)
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【平成の長崎】は長崎県内の平成30年間を写真で振り返る特別企画です。

日本一に輝いた大村工のメンバー=東京体育館
日本一をつかんだ選手たちの力強い腕で宙を舞う大村工の伊藤監督=東京体育館

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