41歳になった今もパリ・サンジェルマンで現役を続けているGKジャンルイジ・ブッフォン。まだブッフォンはチャンピオンズリーグを制覇したいとの熱意を持ってパリでのプレイを続けているのだろうが、過去に引退が頭をよぎったこともあったそうだ。
それは自身の衰えを感じたからではない。過去にチームメイトだった選手たちの息子と試合をすることになったからだ。例えばパルマ、ユヴェントスでもチームメイトだった元フランス代表DFリリアン・テュラムの息子マルクス・テュラムは、現在ブッフォンと同じフランスのギャンガンでプレイしている。チームメイトの息子とプロとして再会するのは不思議な感覚だろう。テュラムのもう1人の息子であるケフラン・テュラムもモナコでプレイする17歳だ。
さらにセリエAでは元イタリア代表FWエンリコ・キエーザの息子であるフェデリコ・キエーザがフィオレンティーナでプレイしている。伊『Calciomercato』によると、そうした息子世代との再会によってブッフォンの考えにも変化があったようだ。
「モナコとの試合でケフランと会ったが、過去のチームメイトの子供と再会するのは良いものだ。今でも彼らとは繋がりがあるし、プレイできるのは喜びだよ。ただ、エンリコ・キエーザの息子フェデリコと会った時は戸惑ったね。あの時が過去のチームメイトの息子と対戦する最初の機会だったんだ。その時に自分もフットボールを諦める時なのかと考えたよ」
チームメイトの子供とピッチ上で再会するのは何とも特別な感覚だろう。ブッフォンはまだサッカーへの情熱を忘れていないが、息子たちと会った時に自身の現役が残りわずかだと考えるきっかけになったようだ。