長崎県天文協会の松本会長 6日の「部分日食」撮影

 6日に各地で観測された「部分日食」を、長崎県天文協会の松本直弥会長(66)が、佐世保市星和台町の自宅にある天文台で撮影した。
 部分日食は、月が太陽の手前を横切る際に太陽の一部が隠される現象。国内で観察できるのは、2016年3月以来、約3年ぶりだった。
 松本会長によると、佐世保周辺では、欠け始めと終わりは観測できなかったが、途中は十分に観測できたという。午前9時45分ごろには、太陽の直径の30%ほどが欠けて見える様子を確認した。
 松本会長は「早朝に起きたときは星も出ておらず、観測は難しいと思った。しかし、晴れ間がのぞいて観測することができ、ラッキーだった」と喜んだ。今年は12月26日も晴れれば国内各地で観測できるという。

県天文協会の松本会長が撮影した部分日食(合成)

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