箱根の芸妓が「e-Tax」体験 確定申告の手軽さPR

 確定申告のシーズンを前に、箱根湯本芸能組合所属の芸妓(げいこ)が8日、湯本富士屋ホテル(神奈川県箱根町湯本)で、国税電子申告・納税システム「e-Tax」をPRした。

 小田原税務署によると、一般的に多くの芸妓は個人事業主。個人事業主らの毎年の確定申告がe-Taxなら手軽に利用できることをPRしようと、この日は同組合員の芸妓5人が国税庁ホームページの「確定申告書等作成コーナー」を活用した確定申告を、パソコンやスマートフォンを使い体験した。

 同税務署などによると、e-Taxなら計算の誤りがなく、自宅で手続きが可能。西湘地域の2市8町を管轄する同税務署では、e-Taxを利用した自宅などからの確定申告が全体の3割程度で、効率化のため電子化のさらなる普及を目指している。

 スマートフォンを使って体験した紗(さ)わらさん(22)は「待ち時間なく自分がしたい時にすらすらとできるのが良い。実際に利用してみたい」と話した。

e-Taxを体験する箱根湯本芸能組合員の芸妓ら=湯本富士屋ホテル

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