F1デビューを果たすノリスには「成長のための時間を与える」とマクラーレンCEO

 マクラーレンCEOを務めるザック・ブラウンは、F1で初のシーズンを過ごすルーキーのランド・ノリスには、気概を証明するための猶予を与えると語っている。

 マクラーレンは若き19歳のノリスにレースシートを与える選択をしたが、残念ながら結果として、ストフェル・バンドーンがシートを失うことになった。

 モータースポーツのジュニアランクでの記録に加え、マクラーレンのテストドライバーを努めていた実績から、ノリスはF1において最も輝かしい可能性のひとりという評判を得ている。 

 ノリスは、バンドーンのような他のドライバーが躓いた場所で成功をおさめる必要がある。しかしブラウンは、若き挑戦者に忍耐を示すと断言した。

「F1はひどく過酷な環境になることもある」ブラウンはThe Sunに語った。

「3戦を終えるまでは自分たちの期待値をコントロールし、判断を先延ばしにしておく必要がある。F1においては、つい急ぎがちな部分だ」

「彼には間違いなく、成長する時間が与えられる。F1はとても大きなプレッシャーがかかる環境であり、まず最初にすることといえばチームメイトと自分を比較することだ」

 2019年シーズンのノリスは、自身の力を測るための確固たる比較対象を持つことになる。もうひとつのガレージには、高い評価を受けるカルロス・サインツJr.が控えており、ブラウンは彼のことを「非常に速く、経験が豊富」と評している。

「両者がクリーンかつ激しいレースをしてくれることを期待している。もちろん、ときにはお互いを評価しあうことも必要だ」とブラウンは述べた。

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