【カラバオカップ】明暗分かれたVAR判定…双方の意見は真っ二つに

オフサイドか否かが物議を醸している

”ロンドン・ダービー”となったカラバオカップ準決勝トッテナム・ホットスパーとチェルシーの一戦。ハリー・ケインのPKによりトッテナムが勝利したが、VAR(ビデオ・アシスタント・レフェリー)によって取り消された直前のオフサイドについて双方の意見が真っ二つに割れている。

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問題となっているのは、ディフェンスラインの背後に抜け出したケインがペナルティエリア内で相手GKに倒される直前の場面で、ケインがオフサイドラインにいたかどうかが物議を醸している。当事者であるケインは試合後のインタビューで、「僕のプレーに笛が鳴った。あれは明らかにPKだったよ。オフサイドかどうかの場面は僕にはわからない。VARで判定したのなら彼らが正しいよ」とコメント。ロシアワールドカップの時もVARがただし判断をしていたと語った。

ケインはオフサイドだったと主張するサッリ監督

しかし、オフサイド疑惑のシーンを振り返ると、カメラによってはオフサイドに映ることも。チェルシーのマウリツィオ・サッリ監督は同様のシーンについて明らかにオフサイドだったと主張している。「あの場面をカメラ映像で見たが、あれはオフサイドだった。ケインの頭がオフサイドラインから出ているがそれは重要じゃない。大事なのはラインズマンが走るのを止めフラッグを挙げたにも拘らず、プレーが止まらなかったことだ。私はイングランドのレフェリーはシステムを使うべきではないと思うよ」。カラバオカップ準決勝は1月22日に第2戦が行われる。

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