『FourFourTwo』は8日、「プレミアリーグのクラブに合いそうなフランス・リーグアンのタレント10名」という記事を掲載した。
イングランドやスペイン、ドイツのクラブにとっては有力な才能発掘の場となっているフランスリーグ。多くの若手がステップアップのチャンスを伺っている。
その中でプレミアリーグのチームが狙いそうな10名のタレントとは?
アドリアン・ラビオ(PSG)
合いそうなクラブ:チェルシー、マンチェスター・ユナイテッド、トッテナム
フランス代表のラビオはPSGとの契約更新を拒否しており、新しいチャレンジを模索している。今季終了後にはフリーになるため、夏のマーケットでは注目株になりそうだ。
23歳の彼はこのところ代理人である母の影響もあってかトラブルメーカーになりつつあるが、誰にとってもお買い得な選手であろう。
ニコラ・ペペ(リール)
合いそうなクラブ:チェルシー、アーセナル
リールで活躍するコートジボワール代表のウイングは、素晴らしい2018年を楽しんだことだろう。リーグアンで最も評価されるアタッカーとして立場を固め、12ゴール5アシストを決めてみせた。
昨年8月にはリヨンから3000万ユーロ(およそ38.6億円)のオファーが来たといわれるが、それは合意に至らなかった。今はおそらくその2倍ほどの価値になっているだろう。
ウィラン・シプリアン(ニース)
合いそうなクラブ:ボーンマス、エヴァートン、レスター、サウサンプトン、ウォルヴァーハンプトン
2017年のリーグアンで最優秀若手賞の候補となったシプリアン。靭帯の断裂から9ヶ月で復活し、調子を高めてきている。
3つの肺を持つと言われるグアドループ生まれの23歳は、プレミアリーグで要求されるような運動量を持つ。中堅クラブならばすぐにフィットするだろう。
タングイ・エンドンベレ(リヨン)
合いそうなクラブ:マンチェスター・シティ、トッテナム
チャンピオンズリーグでのマンチェスター・シティ戦で感銘を受けるプレーをし、フランス代表にも定着しつつあるエンドンベレ。今欧州で最も期待される若手ボランチだ。
身体能力が高くパワフルな彼は、この1年で驚異的な成長を見せた。リヨンがアミアンに支払った1100万ユーロ(およそ14.1億円)がもはやバーゲンのよう。あとはどこで彼がステップアップを決断するかだ。
イスマイラ・サール(レンヌ)
合いそうなクラブ:エヴァートン、アーセナル、トッテナム
先月のヨーロッパリーグでアスタナ相手に決めたゴールは大きな話題になった。セネガル代表の一員として出場したワールドカップ終了後にも多くのスカウトが彼に注目していた。
メスから獲得するのに1400万ポンド(およそ20.31億円)を支払ったレンヌ。それは正解だったし、その能力を考えればこれで大きな利益を上げられるはずだ。
フッサーム・アウアール(リヨン)
合いそうなクラブ:チェルシー、マンチェスター・シティ
グアルディオラ監督も「信じられない。ボールを落ち着かせているし、優れた技術を持っている」と称賛するアウアール。リヨンのアカデミーが生んだ新たな宝石だ。
ベルベットタッチ、広大なビジョン、そしてどこでもプレーできる汎用性。エンドンベレに続いてフランス代表に呼ばれる時もそれほど遠くはないだろう。
アラン・サン=マクシマン(ニース)
合いそうなクラブ:アーセナル、エヴァートン
サン=マクシマンはリーグアンのベストドリブラーだ。誰よりも突破を試み、そして成功させている。ヨーロッパでも屈指の若手選手だろう。
サンテティエンヌからモナコ、ハノーファー、バスティアと旅人のように渡り歩いたが、その才能はようやくニースで花開いた。今月ヴィエラ監督が彼を放出するとは考えにくいが、夏には断りづらいオファーが来るだろう。
エミリアーノ・サラ(ナント)
合いそうなクラブ:ブライトン、クリスタル・パレス、カーディフ、フラム、サウサンプトン
ナントのストライカーに対し、カーディフは2000万ポンド(およそ29.01億円)のオファーを送ったと言われている。その理由は容易に想像できる。リーグアンで2番目の得点数を記録しているからだ。
ボルドー、カーンでプレーしてきた彼はナントで花開いた。ついに花開いたその決定力とエネルギーは、ファンやチームメイトも惹きつける。
ナビル・フェキール(リヨン)
合いそうなクラブ:チェルシー、リヴァプール
リヴァプールは今冬のマーケットでフェキールの獲得に再チャレンジすると言われている。昨年夏には5000万ポンド(およそ72.53億円)のオファーが断られたとも。
リヨンには多くの才能ある選手がいるので、どこかでフェキールが放出される可能性は高い。しかしジャン=ミシェル・オラス会長は曲者だ。どこを新天地に選ぶのか…。
マリオ・バロテッリ(ニース)
合いそうなクラブ:ニューカッスル、ウェストハム
彼の場合は活躍しているからというより、そろそろ移籍したほうがいい状況だ。ヴィエラ監督との関係は壊れており、前半戦ではノーゴールだった。しかしその才能を腐らせるのはもったいない。
マルセイユが彼を狙っていると言われる。しかしプレミアリーグの方が彼のプレーには合致するだろう。