「クルー・ドラゴン」搭載スペースXロケット直立。搭乗設備も接続

米スペースX有人宇宙船「クルー・ドラゴン」が「ファルコン9」ロケットに搭載され、ケネディ宇宙センターの射場にて直立させられました。また、宇宙飛行士が宇宙船に乗り込むためのアクセス・アーム(搭乗設備)も接続されています。

スペースシャトルの打ち上げに利用された第39発射施設(LC-39A)に設置されたファルコン9とクルー・ドラゴンは、以前には1月17日の打ち上げが予定されていたものの、政府機関の閉鎖によるスケジュールの遅延が見込まれています。

クルー・ドラゴンには最大7人の搭乗が可能で、国際宇宙センター(ISS)への宇宙飛行士の輸送に利用されます。また、地球への帰還にはパラーシュートによる海上着水が予定されています。

なお、クルー・ドラゴンはまず初回に無人でのテスト打ち上げ「Demo-1」を実施し、6月にロバート・ベンケン(Robert Behnken)飛行士とダグラス・ハーリー(Douglas Hurley)飛行士を搭乗させた有人テスト打ち上げを実施します。

Image Credit: スペースX
■Behold! SpaceX’s 1st Crew Dragon Spaceship Is On the Launchpad
https://www.space.com/42916-spacex-first-crew-dragon-spaceship-launchpad.html
文/塚本直樹

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