妹が買い物できる財布を 電卓付き、小銭入れも工夫

自宅で妹に改良した財布を手渡す未悠さん(左)。財布の外側には電卓が装着されている=高鍋町上江

 高鍋高2年の荻原未悠(みゆ)さん(16)=高鍋町上江=は、知的障害がある妹梨世(りせ)さん(15)が1人でも買い物ができるように改良した財布を作った。小銭入れの深さを浅くして取り出しやすくしたほか、支払う金額を計算できるように電卓を装着するなど知恵と工夫が詰まっている。「妹が自立した生活をできるようにしたい」という一心で、改良を重ねて完成させた。

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