住宅火災続発、3人死亡 藤沢・茅ケ崎市内

 10日夜から11日未明にかけて、藤沢と茅ケ崎市内で住宅とアパートの火災が相次ぎ、計3人の遺体が見つかり、神奈川県警は身元や出火原因を調べている。

 

 10日午後9時35分ごろ、藤沢市高谷の男性(88)方から火が出ている、と男性の妻(81)から119番通報があった。藤沢署によると、木造2階建て住宅の1階と2階の一部、計37平方メートルを焼いた。焼け跡から性別不明の1人の遺体が発見され、男性と連絡が取れていないという。妻も病院に運ばれたが死亡が確認された。

 

 男性は妻と長男(51)の3人暮らしで出火当時、長男は出張中だった。

 

 11日午前0時50分ごろには、茅ケ崎市浜須賀の木造2階建てアパート1階の男性(71)方から煙と炎が上がっている、とアパート住民から119番通報があった。茅ケ崎署によると、同室と2階の壁など計40平方メートルを焼き、1人の遺体が発見された。男性は1人暮らしで、連絡が取れていないという。

火災現場で調査する消防署員や藤沢署員ら=11日午前、藤沢市高谷

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