見て分かる街の今昔 緑区が区制50年写真展

 横浜市緑区の今昔写真展が11日から、横浜市営地下鉄グリーンライン中山駅のイベントスペースで始まった。区制50周年を記念した区の主催イベントで24日まで。

 区民が提供した約400枚の写真と、区や緑図書館などの所蔵品の中から過去の様子を捉えた55枚を選び、現在の写真と対比させて展示している。昭和初期に撮影されたのどかな横浜線長津田駅や、未舗装道路に人と車が行き交う中山商店街(1965年)、横浜線中山駅の複線開通を祝う装飾が施された同駅舎のカラー写真(78年)などに、来場者は足を止めて見入っていた。

 同区三保町に転居して20年という男性(78)は「中山の古い木造駅舎は記憶にあるが、それ以前の風景は初めて見た。貴重な写真だ」と感心していた。

 入場無料。終了後は区内の公共施設7カ所でも巡回展示の予定。各会場の日程は特設サイト「緑区今昔写真展」で確認できる。

横浜市緑区の今昔を対比させた写真展=市営地下鉄中山駅のイベントスペース

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