カワサキのスポーツツアラーに最上位モデル、ニンジャH2 SX SE+がセミアクティブサスなどを搭載して新登場

 1月15日、カワサキモータースジャパンはNinja H2 SX、Ninja H2 SX SEの2019年モデルを発表。同時に、シリーズ最上位モデルであるNinja H2 SX SE+を新たに発売することを明らかにした。いずれも発売日は2月1日となる。

 2018年3月に発売されたNinja H2 SX(ニンジャH2 SX)とNinja H2 SX SE(ニンジャH2 SX SE)は、Ninja H2(ニンジャH2)シリーズにおけるスポーツツアラーモデル。ニンジャH2と、そのベースモデルであるニンジャH2Rと同様にスーパーチャージドエンジンを搭載しながらも、パワーと燃費性能を両立する、低・中回転域のパワーはニンジャH2を上回るという。

 ニンジャH2 SX SEはニンジャH2 SXをスタンダードとし、フルカラーTFT液晶スクリーンとLEDコーナリングライトなどが標準装備されたモデルとなっている。ニンジャH2 SXは2018年モデルからの主な変更点はないが、ニンジャH2 SX SEはハイリーデュラブルペイントが新たに採用された。

 そして、今回新たにこのシリーズに加わるのが、ニンジャH2 SX SE+だ。これはスポーツツアラーのニンジャH2 SXシリーズ最上位にあたるモデルとなる。

 ニンジャH2 SX SEの装備に加えて、ニンジャH2 SX SE+用に見直されたセミアクティブサスペンション、カワサキ・エレクトロニック・コントロール・サスペンション(KECS)を採用。路面やライディングの状況に合わせて瞬時に減衰力を最適化する。

 このKECSにはカワサキ初の電子制御リヤプリロード調整機能が搭載され、ライダーのみ乗車の場合や荷物の積載、タンデムライダーがいる場合などによってモードを選択可能だ。

 さらにフロントブレーキにはブレンボ社製の『Stylema』キャリパーを装備。また、『スポーツ』、『ロード』、『レイン』、『ライダー』の4つのインテグレーテッドライディングモードを備える。さらにスマートフォン接続機能、カワサキの新しい特殊コーティング塗装であるハイリーデュラブルペイントを採用している。

 ちなみにフルカラーTFT液晶スクリーンとLEDコーナリングライトを備えているのは、ニンジャH2 SX SEと変わらない。

 カラーは、ニンジャH2 SXがメタリックカーボングレー×メタリックマットカーボングレーで、ニンジャH2 SX SEがエメラルドブレイズドグリーン×メタリックディアブロブラック、ニンジャH2 SX SE+はメタリックグラファイトグレー×メタリックディアブロブラック。

 メーカー希望小売価格はいずれも消費税込みで、ニンジャH2 SXが199万8000円、ニンジャH2 SX SEが239万7600円、ニンジャH2 SX SE+が277万5600円となっている。

ニンジャH2 SX(メタリックカーボングレー×メタリックマットカーボングレー)
ニンジャH2 SX SE(エメラルドブレイズドグリーン×メタリックディアブロブラック)

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