イタリアサッカー界でもトップレベルの才能の持ち主と言われていたにも関わらず、私生活の問題などからポテンシャルをフルに発揮できなかったのがアントニオ・カッサーノだ。時には体重を増やしすぎたり、夜遊びなども問題となった。プロフェッショナルという点で見れば不十分だった部分があったのは間違いない。
ただし、カッサーノは誰もが認める天才肌の選手だった。伊『sky Italia』によると、カッサーノも自分に才能があったことは理解している。しっかりとトレーニングを続けていれば、リオネル・メッシのようなスーパースターになれた可能性もあると考えているのだ。
「俺はいくつかのビッグクラブでプレイしてきたし、ハッピーや幸運ではなかったと言うことはできない。大失敗しても別のチャンスがあると分かっていた。トッティが以前言っていたように、俺はできることの50%しかやらなかった。時には雑なこともあったし、トレーニングも嫌いだった。15年にわたってやるべきことをやっていれば、メッシのようになれたはずさ」
メッシ、さらにそのライバルであるクリスティアーノ・ロナウドは自己管理も徹底している選手だ。現在のサッカー界でカッサーノほど暴れているタイプの選手はいないだろう。食事、リカバリーなど私生活から体を管理していくのが当たり前となっており、カッサーノもそれを続けていれば世界のトップに立てたかもしれない。