五島高生、商店街で謎解きゲーム 20日午後1時

 長崎県立五島高の生徒グループが20日午後1時から、五島市の中心部商店街一帯を舞台にした謎解きイベント「五人の仲間と災厄の街」を開催する。チームで街を探検し、店舗や施設に設けられた問題を解きながらゴールを目指すゲーム。17日まで、小学4年から高校2年までの参加者を募集している。
 グループの中心メンバーは、同校2年の川端涼太さん(17)、中村竜也さん(17)、森心太さん(17)の3人。空き店舗が目立つ商店街の活性化や、地域の子ども同士の交流の場づくりを目指して企画した。
 福江を襲った大雨や大火災といった「災厄」で街が分断され、住民たちが苦しんでいる-との設定で、参加者は住民を救う「勇者」となる。小中高生混合の5人組で問題を解きながら街を歩き回り、ゲームを解決するためのヒントを集めていく。福江大火(1962年)や福江大水害(67年)をモチーフにしていて、歴史などを学べる情報も各地にちりばめている。
 イベントは20日午後1時に五島港公園(東浜町2丁目)をスタートし、午後5時終了を予定している。参加希望者は、商店街内のマトノ文光堂(栄町)で配布する申込用紙に氏名や年齢などを記入し、17日までに同店へ持参する。定員100人。当初15日の締め切りを延長した。参加費300円。問い合わせはメール(gokoiod510@gmail.com)。

謎解きイベントで使う商店街周辺の地図。2枚のうちの1枚で、川端さんがゲーム画面をイメージして作成した

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