戸村さん、中田君 最優秀 市公共花壇デザイン

 長崎市内の小学3~6年生から募った「市公共花壇デザイン」の入賞作品16点が昨年12月に決定し、「長崎をテーマにしたデザイン」部門は市立女の都小6年の戸村楓さん、「自由なデザイン」部門は市立古賀小6年の中田陽斗君の作品が最優秀賞に選ばれた。26日に同市松山町の市営陸上競技場で植栽式を開き、戸村さん、中田君の作品と両部門の優秀賞各1点の計4デザインで花壇をつくる。
 戸村さんの作品は、同市南山手町のグラバー園内にある「ハートストーン」がモチーフ。明るい雰囲気を出すため、ピンクや黄色などを使いカラフルに表現。中田君は、自由なデザイン部門には曲線をデザインに入れるという条件があるため、コンパスを使い、多くの円を描いたという。
 市がまちの緑化を図る「花のあるまちづくり事業」の一環として1998年度から毎年実施。市内37の小学校と2カ所の学童保育から計710点の応募があり、植物の専門家や市民5人が審査した。
 その他の受賞者は次の通り。(敬称略)
 【長崎をテーマにしたデザイン部門】▽優秀賞=山下蓮(西城山小3年)▽佳作=後藤采華(矢上小6年)、片岡優人(小榊小6年)、久田愛実(北陽小4年)、竹上絢晨(西浦上小6年)、野口紡希(日見小5年)、山崎優馬(伊良林小3年)、原口杏里(同)
 【自由なデザイン部門】▽優秀賞=西村和奏(山里小3年)▽佳作=今川心菜(仁田佐古小4年)、重野結(長崎精道小6年)、齋藤颯太(戸町小5年)、徳永佳夏(矢上小4年)、藤本崚雅(山里小4年)

長崎をテーマにしたデザイン部門で最優秀賞に選ばれた戸村さんの作品(上) 自由なデザイン部門で最優秀賞に選ばれた中田君の作品(下)

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