「聖地」復活ならず えびの高原2施設休業へ

冠雪した韓国岳と、えびの高原開発の中核を担った霧島高原ホテル=1959年1月

 4月から休業する「足湯の駅えびの高原」など2施設があるえびの市・えびの高原は、宮崎交通創業者の故岩切章太郎さんが観光開発に着手し、日南海岸と並ぶ本県観光の「聖地」に育て上げた。同社は観光客が減少しても、ニーズに合わせた施設のリニューアルなどを行い、集客に努めてきた。しかし、連続した新燃岳や硫黄山の噴火など自然の脅威にはあらがえなかった。

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