山本耕史が玉置浩二「田園」を弾き語りでテレビ初披露! 激似ものまねも

BS朝日で放送中の髙嶋政宏がMCを務める音楽番組「My Anniversary SONG ~HEISEI SOUND ARCHIVE~」(金曜午後10:24)の1月18日放送回に山本耕史がゲスト出演し、玉置浩二の名曲「田園」を弾き語りでテレビ初披露する。

同番組では時代・ジャンルを超えて音楽に熱い情熱を注ぐ髙嶋が、大好きな音楽を通して「平成」という時代を振り返り、毎回、旬なゲストを迎え、思い出の楽曲を生セッションで披露したり、音楽談義に花を咲かせる。ゲストの山本は、同局で2月8日に放送する4K大型時代劇スペシャル「紀州藩主 徳川吉宗」(午後7:00)に主演しており、高嶋とは20年以上の付き合いで「髙嶋のアニキ」「耕史」と呼び合う仲だ。

髙嶋は「最初に耕史と仕事したのは2003年のミュージカル『レ・ミゼラブル』。こんなにすごいやつが日本にいるのかと思った。カラオケでも、ただで聞かせてもらったりするけど、歌が素晴らしい」と大絶賛。桑田佳祐のものまねをリクエストすると、山本が激似の歌声を響かせる。

そして、山本が「生き方にほれた」というのは、同じ「コウジ」である玉置浩二。吉永小百合と岩下志麻がダブル主演した映画「霧の子午線」(1996年)で初共演。「函館の撮影でご飯に行こうかという日が、たまたま僕の19歳の誕生日だったんですよね。そしたら、『歌ってあげるよ』とHappy Birthdayを歌ってくれた。生き方っていうか、玉置浩二さんというサウンドそのものですね。あの方が持っているそのものがすごい」と裏話を明かし、ここでも激似ものまねを披露する。

ほとんどの玉置の楽曲は歌えるという中、アコースティック・ギターを弾きながら大ヒット曲「田園」をテレビ初披露。「今でこそ、音符をいっぱいためるアーティストの方やそういう曲いっぱいあると思うんですけど、あの当時、そのリズムに対してあんなに言葉を詰め込む音楽はなかった。ついこの間なんか電話でちょっとお話し、『いつでも家においで』と言っていただいた。こういう番組に出る時はいつも玉置さんの曲を選曲します」と打ち明けた。

また「紀州藩主 徳川吉宗」については、「暴れん坊将軍と同一人物なんですけど、もっと前の時代のテレビでは描いていないところをやるんです。訳あって将軍が民の暮らしを知るために町の人たちと接していくような物語から始まる」と作品を紹介。東映京都撮影所での撮影と聞いた高嶋が「京都では酒を飲みに行ったの?」と聞くと、山本は「昔はありましたが、今はウイークリーマンションに帰って、次の日の朝に食べるものを用意して」と家族を持って心境が変化したことを告白。さらに髙嶋が「じゃあ、奥さんに電話して、子どもの声を聞いてだね?」と畳みかけると、山本も「そうですね」とはにかんでいた。

ほかに、テレビでのブレークのきっかけになった「ひとつ屋根の下」(1993年/フジテレビ系)の挿入歌「青春の影」(チューリップ)を披露。また、マリウス役を演じた「レ・ミゼラブル」から「Stars」、「ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ」より「The Origin Of Love」を歌い上げる。

収録を終え山本は「楽しかったですね。もちん仕事ではあるんですけど、今日は半分遊びに来た感覚もありました。良いバランスでやっていただき、音楽にも集中できた。歌ったことない曲にもトライしたんですけど、アニキの番組だったからできたところはあります」と満足げ。高嶋も「持ち歌だけでなく、自分の歌いたい曲も歌っていいという貴重な番組です。だから、いろんなゲストにどんどん来てほしい。どうしても下ネタを言いたくなってしまうけど、最近はスタッフから『言わないようにしてくれ』と言われています(笑)。毎回、絶妙な編集で、いい感じに仕上げてもらっています」と今後に期待を寄せた。

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