市原悦子さん追悼、「おばさんデカ」シリーズ最終作を放送

1月12日に急逝した女優の市原悦子さんをしのんで、フジテレビでは19日に市原悦子さん追悼特別番組として「さよなら!おばさんデカ 桜乙女の事件帖 ザ・ラスト」(午後1:35)を再放送する。

同作は市原さん主演の「おばさんデカ」シリーズの最終作として2017年5月12日に放送。“オカメ”の愛称で親しまれ、自らの勘と主婦ならではの独特の推理で事件を解決に導く桜乙女刑事(市原さん)の活躍を描く人気シリーズで、07年に15作目である「おばさんデカ 桜乙女の事件帖ファイナル」をもって一旦シリーズに幕を下ろしたが、多くのファンの声に応え、16作目として10年ぶりに復活し、話題となった。

市原さん演じる桜乙女のキャラクターが人気で、一見普通のおばさんのようで、普段は上司や同僚刑事からも小馬鹿にされているが、事件捜査となれば主婦の勘と持ち前の鋭い観察力を生かし、数々の難事件を解決してきた。

本作では、売れない官能小説を書いている乙女の夫・雅樹(蛭子能収)、また共に事件解決に取り組んできた同僚刑事の工藤栄作(石橋蓮司)と米田三郎(布川敏和)というおなじみの顔ぶれも勢ぞろいし、シリーズ最終作にふさわしい内容になっている。

放送当時、市原さんは「『おばさんデカ』は皆さんかわいいって言っていただいて、評判がいいんですよ。私がっていうより、乙女という役がかわいいんでしょうね。(今回)乙女はとても大変な状況になりますが、相変わらず夫と仲良くいます。いつも通りの幸せがあればいいんだ、ということが伝わればいいなと思います」と話していた。

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