道路にロープの男、傷害罪で起訴 殺意の立証困難と判断か

 相模原市南区の市道で昨年12月、路上に張られたロープにオートバイが引っ掛かって転倒した事件で、横浜地検は18日、傷害の罪で食品会社従業員の男(41)=同区=を起訴した。認否は明らかにしていない。

 起訴状によると、被告は昨年12月26日午前、同区の市道で、ロープを張り、オートバイで走行してきた同区の男性(45)を転倒させ、右腕や両足などに軽傷を負わせた、としている。

 被告は同29日、殺人未遂容疑で逮捕されたが、地検は殺意の立証などが困難と判断し、傷害罪を適用したとみられる。県警によると、被告が道路脇の電柱とロープで結ばれた看板を、道路の反対側へ移動させる様子が付近の防犯カメラに映っていた。

男性がロープに引っ掛かり転倒した現場。電柱に結んであるのは張られていたロープ=2018年12月26日午後、相模原市南区

© 株式会社神奈川新聞社