チェルシーでまた1人「9番の呪い」にかかった選手が出てしまったのか。FWアルバロ・モラタの退団話が加速している。
モラタは2017年夏にレアル・マドリードからチェルシーに加わり、エースストライカーとしての働きが期待されていた。レアルではカリム・ベンゼマのバックアッパーだったため、モラタもビッグクラブで定位置を掴もうと燃えていたはずだ。しかし、モラタはチェルシーのエースにふさわしいだけの活躍は見せられていない。
英『Daily Mirror』は、モラタも9番の呪いにかかってしまったと取り上げている。チェルシーでは過去にもマテヤ・ケジュマン、フェルナンド・トーレス、ラダメル・ファルカオと9番を背負ったストライカーたちが苦しんできた。モラタは今季から背番号を29に変更しているものの、加入当初は9番だった。
また英『TalkSport』によると、元ウェールズ代表のディーン・ソーンダース氏は6000万ポンドの移籍金でチェルシーへ加わったモラタを1人の伝説的ストライカーと重ねている。同じくチェルシーで結果を出せなかったアンドリー・シェフチェンコだ。
「モラタは高くつく失敗だったね。シェフチェンコのようにね」と同氏は語っているが、シェフチェンコは当時3000万ポンドの移籍金でチェルシーに加わりながらもミラン時代のような活躍は見せられなかった。シェフチェンコはチェルシーの歴史においても大失敗な補強の1つと言われているだけに、モラタも大失敗リストの中に名前が刻まれることになるかもしれない。