鉄道車両や線路・分岐器などを製造する総合車両製作所(横浜市金沢区)は、台車の脱線を自動的に検知し、非常ブレーキで列車を停止させる「トレインセーバープラス」を開発した。
脱線などを検知した際、無線で近くを走行する列車に自動で異常を知らせるとともに、非常ブレーキを自動で作動させ、速やかに列車を停止させる。車両が線路から大きく外れて発生する衝突や転覆などの重大事故を防ぐ。
全ての車両にセンサーが設置できるため、乗務員が気付きにくい中間車両の脱線も検知できるようになったという。
東京メトロ日比谷線の13000系に設置し、今春の実運用を目指して現車検証する。