ヴィッセル神戸が大型補強を敢行する陰で、その余波を受けている三田啓貴。
昨年ベガルタ仙台から神戸へ加入した28歳のMFは、シーズン当初こそ8番を付けていたものの、イニエスタの加入でそれを譲って7番に、そうかと思えば年末にビジャが加わり、今度は7番を譲ることになった。
巷では彼の背番号を狙って世界的な大物を獲得しているのではないかとも囁かれており、今季、新たに付けることになった14番もいつまで守れるのかと危惧されているとかいないとか。
そこで今回は、無慈悲にも三田の背番号を脅かすかもしれない「14番」の大物たちをご紹介しよう。
チチャリート(ウェストハム)
14番を付けたチーム:チバス・グアダラハラ、マンチェスター・ユナイテッド、メキシコ代表
先日、超セクシーな彼女との間に赤ちゃんを授かったことを報告したチチャリート。
彼は現在ウェストハムで17番を付けているものの、マンチェスター・ユナイテッドやエースとして君臨するメキシコ代表では長年にわたって14番を愛用している。
ユナイテッド時代には香川真司と同僚であり、選手としてのタイプも非常に日本人好み。Jリーグ入りすれば、その端正な顔立ちで人気も出るだろう。
ハビエル・マスケラーノ(河北華夏)
14番を付けたチーム:バルセロナ、河北華夏、アルゼンチン代表
かつて世界一のボール奪取能力を持つ選手として讃えられたマスケラーノ。
リヴァプール時代こそ20番だったが、バルセロナと主将を務めたアルゼンチン代表では14番を付けており、一昨年からプレーする中国の河北華夏でも14番を着用している。
現在34歳。バルサ時代にはイニエスタとプレーしただけに現実味もある。神戸の大物は攻撃陣に偏っており、守備の大物というのもポイントだ。
ドリース・メルテンス(ナポリ)
14番を付けたチーム:PSV、ナポリ、ベルギー代表
小柄なドリブラーとして脚光を浴びた後、ナポリでストライカーとして開花したメルテンス。彼はPSV時代から14番を付け始め、ベルギー代表でも同じく14番を愛用している。
昨夏のワールドカップでは日本戦後に長友佑都とユニフォームを交換し、自身のSNSに「僕はこのシャツを特別な場所に飾る。フィールドの中でも外でも、日本代表をリスペクトしている」と綴った。
大会終了後にはプライベートで日本を訪れており、新天地としてJリーグを選んだとしても不思議ではない。
ブレーズ・マテュイディ(ユヴェントス)
14番を付けたチーム:パリ・サンジェルマン、ユヴェントス、フランス代表
「フランスで最も完成度の高いMFの一人」と称された実力者。
彼はパリ・サンジェルマンに加入した頃から14番を付け始め、昨夏のワールドカップでもフランス代表でこの番号を背負い、見事に世界一に輝いた。
一昨年以来ユヴェントスで主力を務める現役バリバリの31歳だが、今の神戸に不可能はあるだろうか?いや、ないはずである。
テオ・ウォルコット(エヴァートン)
14番を付けたチーム:アーセナル、イングランド代表
100m10秒台とも言われる快足を武器に、10代の頃から“神童”として期待されたウォルコット。その後のキャリアではケガに悩まされたが、それでもこのタイプの選手としては息の長い活躍を続けている。
現在エヴァートンで11番を付けており、イングランド代表でも必ずしも14番ばかりではなかった。しかしアーセナルでは長く14番として親しまれている。
彼に関しては全くアジアに来るイメージはないのだが、一度はそのスピードを目の前で見てみたいものだ。