内野聖陽が大部屋俳優役! 最新鋭技術で時代劇撮ったら…制作舞台裏描く

3月23日放送のNHK BSプレミアム「スローな武士にしてくれ」(午後9:00)に、内野聖陽が主演することが分かった。同作はハイテク技術を駆使して時代劇の舞台裏を描くドラマで、オファーについて内野は「今回の作品は、最新の撮影技術力VS作り手の熱量みたいなものがとても凝縮されている作品だという気がして、恐ろしいけれど、2019年の僕たちの魂を懸けてみたいと出演を決めました」と快諾の理由を明かした。

ストーリーは、京都の歴史ある撮影所を舞台に斬られ役専門の大部屋俳優・シゲちゃん(内野)が、世界最先端のハイスピードカメラとワイヤーアクションで前代未聞の池田屋階段落ちに挑む姿を描く。

内野は「かつて、日本の時代劇映画は、見る者に熱狂と興奮を与える数少ないエンターテインメントだったといいます。そして、2019年の今、撮影技術は、CGやVFXなどで比類ない進化を遂げていますが、僕たち作り手はそれを使い切れているのか。肝心の作品の熱量や表現の力は進化してきたのだろうか、…という僕の疑問に強烈に訴えてきたのがこのシナリオでした」とやる気十分。

「撮影現場のバックステージで戦う生き生きとした人間たちがとても魅力的で、斬られ役のシゲちゃんが主役に抜てきされる、ばかばかしさも魅力的」と脚本の印象を述べ、役柄については「チャンバラ以外に能がない、母ちゃんの尻に敷かれるさえないおっさん役をやらせていただくのも新鮮です。この作品の中で、芝居とは思えない優しくって激しいシゲちゃんを魅力的に演じられたら」と力を込めている。

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