誰でもYoutuberになれる?釣りの動画アップまでの道のりをカメラ担当が伝授 大人から子供まで人気であり、いまや社会現象となっているユーチューバー。釣り動画配信チャンネルも以前に比べ増え、視聴しているアングラーさんも多いのではないでしょうか?今回は釣り動画を配信するまでに必要なことをまとめてみました。

注目を集めるYoutuber

「小学生なりたい職業ランキング」内でトップ10にランクインするほど、社会に大きな影響を与えているYoutuber。

釣り具メーカーに加え、一般アングラーからスタートして全国的に人気となったチャンネルなど、1度はご覧になったことがあるのではないでしょうか?

今回は釣り動画を公開するまでに必要なことを、注意点などを交えながらご紹介していきます。

筆者の自己紹介

筆者:釣り好き!まっちゃん(画像右)
YouTubeのチャンネル『釣り好きタケちゃんネル』にてカメラマンを務めている。

TSURI HACKではライターとして、ギアのカスタマイズや実釣記事などで活躍中。

動画を配信してみたいあなたへ

今回は釣り動画配信にあたり、実際に撮影などを担当している筆者自身が感じたことを踏まえてご紹介。

最後までお付き合いをお願いします!

必要な機材

釣り動画を配信するにあたり、当然ながら機材の準備は必須となります。

どうしても費用が発生するところなので、よく考えて選びたいところですよね。

スマホでも撮影は可能?

スマートフォンでの動画撮影も可能です!

スマートフォンのカメラ機能でも4K撮影が可能な機種があり、ハンディカムに引けを取らない高画質を誇っています。

私も急な撮影にはiPhone8を横撮りで愛用していますが、音声機能や防風対策面ではハンディカムに劣ってしまいますので、シーンに応じた撮影を試してみて下さい。

実際にiPhone8にて撮影した動画がこちら(1:05~8:15)

ハンディカメラ

メインとなる『ビデオカメラ』は動画の質に大きく影響する機材の一つです。

ロッドやリールと同じように、品質がいいほど費用が掛かってしまいます。

しかし、私個人の意見としては長く使うものであり、家庭のイベントごとにも活躍してくれる家電製品。初めから中~上級モデルの購入をオススメします。

また、1人で撮影を行う場合や臨場感を演出したいときは、頭や胸に固定し撮影者視点で撮ることのできる、「ゴープロ」などのウェアラブルカメラを使用しましょう。

三脚

カメラの足となる三脚は撮影のマストアイテム。

室内撮影では、持ち運びやすい軽量な三脚が選ばれます。

しかし、暴風の中で撮影することもある屋外では、風に飛ばされない自重のあるタイプが最適です。

また、高さのある三脚はカメラを斜め下に設置し、背景が極力映らないように撮影が可能です。現場で役に立ちますよ。

照明

ナイトゲームの動画を撮る際は、照明がないと暗くてヒットシーンなどが捉えきれないこともあります。

照明使用時の注意点として、近隣住民の方へはもちろんのこと他の釣り人の邪魔にならないよう心掛けましょう。

実際の撮影

機材の準備が出来たらいよいよ撮影にチャレンジ!

カメラを回している時に大物が掛かれば、普段とは違うハラハラドキドキ感を楽しむことが出来ますよ。

企画

撮影に臨む前には『狙う魚種』や『釣り方』といった、どんな動画にしたいのかを企画して現場へ出発します。

やはりヒットシーンが欲しいので、釣り場の情報入手も欠かせない準備となります。

視聴者さんに注目される企画構成が人気動画に繋がるので欠かせない大事な工程です。

撮影の注意点

企画が決まったからといって、闇雲に撮影することはNGです。

私有地では撮影の許可取りはもちろんのこと、漁師さんや近隣住民の方へ迷惑がかからないようにすることが大前提。撮影時の厳守事項は必ず守るようお願いします。

またライフジャケットやフィッシングシューズを必ず着用し、釣り人のお手本となる行動を心掛けましょう。

編集~アップロード作業

企画に沿った撮れ高が確保出来たら編集作業を行い、待ちに待った動画サイトへアップロードとなります。

動画編集をやったことない方からすると、物凄く敷居が高い作業と感じられるかも知れません。

ですが、ド素人である私でも出来るようになりました。臆することなくチャレンジしてみて下さい!

必要スキルや注意点も合わせて見ていきましょう。

編集ソフトを使ってみよう

撮影した動画にテロップを入れたり音楽を追加したり、動画をより面白くする編集ソフト。

数多くの編集ソフトがありますが、初めての編集作業であれば「ウィンドウズムービーメーカー」などのフリーソフトでも十分編集することが出来ますよ。

動画編集未経験の私は1万円前後の有料ソフト「フィモーラ」を購入し、YouTubeで勉強しながら編集作業を覚えました。

本格的にやりたいという方には、アドビ社からリリースされているプロ御用達「プレミアムエレメンツ」というソフトをチェックしてみて下さい。

画像加工スキルは必須

動画を縮小して表示する“サムネイル”を作成するにあたり、画像加工スキルが必須となります。

編集ソフトも覚えないといけないのに画像加工まで? と億劫になるかも知れませんが、私のオススメは表計算ソフトである「Excel」です。

本記事のサムネイルを例に挙げていますが、Excelの機能である『図形』『ワードアート』そして『画像』の3つを組み合わせ、シンプルな作りで仕上げることが可能です。

プロが使うような専用ソフトもありますが、仕事やレポートで使う機会も多いExcelなら、コツを掴みやすくて簡単に作成することが出来ますよ。

アップロード

編集作業が完了したら遂にインターネット上に公開です。

動画サイトYouTubeにアップロードする際は『Googleアカウント』が必要ですので作成しておきましょう。

もちろん、アップロードするにはネット環境が必須となります。

思い出に残るワンシーンを

動画を視聴してもらうことで広告収入を得ることも可能ですが、何と言っても自分のフィッシングシーンを色んな人に見てもらえ、思い出として残り続けることは大きな財産となります。

著作権や撮影場所の選定など、気をつけるべきことも多いですが、それ以上にYoutubeチャンネルを通して学び楽しんだことが多いのも事実です。

この機会に釣りの動画配信に挑戦してみてはいかがでしょうか。

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