SNSでいま話題のハッシュタグ「#10YearChallenge(#10YearsChallenge)」。自分の10年前と現在の2枚の写真を並べるというもので、多くのサッカー選手も投稿している。
そこで今回は、そのユニフォーム版を作成。今季のプレミアリーグ全20チームの、10年前(2008-09シーズン)と今季のユニフォームを並べて掲載した。
なお、本来なら「ユニフォームのみ」の画像を掲載したいところだが、選手着用画像の首から上を落とすのは見ていて気持ちの良いものではないので、ここではあえて選手の顔まで一緒に掲載している。
Arsenal
ユニフォーム:アーセナル/2008-09(Nike)/2018-19(Puma)
08-09シーズンはプレミアリーグを4位でフィニッシュ。アーセナルは基本的に「赤いボディに白い袖」の伝統を継承しているため、10年前と比較しても極端に変わったという印象は無い。
Bournemouth
ユニフォーム:ボーンマス/2008-09(Carbrini Sportswear)/2018-19(Umbro)
08-09シーズンはフットボールリーグ2(4部相当)で戦っていたボーンマスだが、現在は4季連続でプレミアリーグの舞台で戦う。レッドはクラブ伝統の色だが、デザインは必ずしもストライプ柄というわけではない。
Brighton & Hove Albion
ブライトン:ユニフォーム/2008-09(Errea)/2018-19(Nike)
08-09シーズンはフットボールリーグ1(3部相当)に所属。ユニフォームは伝統的にブルー/ホワイトのストライプ柄が多く、デザインは大きくは変わらない。10年前のスポンサー「its(IT First)」はIT関連企業。
Burnley
バーンリー:ユニフォーム/2008-09(Errea)/2018-19(Puma)
10年前はチャンピオンシップ(2部相当)に所属。プレーオフを勝ち抜き、プレミアリーグ昇格を決めた。当時のエンブレムは、ホームタウンのバーンリーが所属するランカシャー州の紋章をベースにしたデザイン。
Cardiff City
カーディフ:ユニフォーム/2008-09(Joma)/2018-19(adidas)
クラブ創設120周年を迎えた08-09シーズンは、チャンピオンシップに所属。このシーズンだけユニフォームの色はダークブルーを採用した。
Chelsea
チェルシー:ユニフォーム/2008-09(adidas)/2018-19(Nike)
就任から1年も持たなかった、ルイス・フェリペ・スコラーリ監督時代のユニフォーム。こうして見比べてみると、10年前とは別のチームのよう。
Crystal Palace
クリスタル・パレス:ユニフォーム/2008-09(Errea)/2018-19(Puma)
10年前はチャンピオンシップに所属。ホワイトを基調としたホームキットを着ていた。サッシュ(斜めストライプ)は18-19シーズンのアウェイにも採用されている。
Everton
エヴァートン:ユニフォーム/2008-09(Umbro)/2018-19(Umbro)
10年前も今季と同じUmbroのユニフォームを着用。とは言え、この10年間でle coq sportifとNikeを経ている。エンブレムは10年前に使われていた旧デザインを支持するファンも多い。
Fulham
フラム:ユニフォーム/2008-09(Nike)/2018-19(adidas)
5シーズンぶりにプレミアリーグを戦うフラム。10年前の08-09シーズンもプレミアリーグに所属し、クラブ史上最高の7位で終えている。キットはクラブの伝統を継承したシンプルなデザインだった。
Huddersfield Town
ハダーズフィールド:ユニフォーム/2008-09(Mitre)/2018-19(Umbro)
10年前はフットボールリーグ1に所属。ユニフォームはクラシックなスタイルでカッコいい。クラブは08-09シーズンで創設100周年を迎え、特別仕様のエンブレムを付けていた。
Leicester City
レスター・シティ:ユニフォーム/2008-09(Jako)/2018-19(adidas)
08-09シーズンはフットボールリーグ1を優勝し、チャンピオンシップ昇格を決めた。このキットは07-09の2シーズンで使用し、70年代以前に使われていた盾形エンブレムが復活。菓子ブランドのようなスポンサーロゴは、じつはタイルメーカーだ。
Liverpool
リヴァプール:ユニフォーム/2008-09(adidas)/2018-19(New Balance)
08-09シーズンのプレミアリーグは、優勝に一歩及ばず2位でフィニッシュ。「Carlsburg(カールズバーグ)」のスポンサーロゴは、やはりカッコいい。現在はサガン鳥栖でプレーするフェルナンド・トーレスは、負傷に苦しむもチーム2位の14ゴールを挙げている。
Manchester City
マンチェスター・シティ:ユニフォーム/2008-09(le coq sportif)/2018-19(Nike)
この10年で最も劇的な変化を遂げたプレミアのクラブは、マンチェスター・シティかもしれない。08-09シーズンから中東資本が本格的に流入し、選手獲得が活発化。そして翌シーズンから胸には「ETIHAD AIRWAYS」のスポンサーロゴが入ることに。ユニフォームを見比べても、もはや別のチームに見える。
Manchester United
マンチェスター・ユナイテッド:ユニフォーム/2008-09(Nike)/2018-19(adidas)
08-09シーズンはリーグ3連覇を達成。Nikeによるこのシンプルなデザインのユニフォームは、07-09の2シーズンで使われた。こうして見比べると、今季のキットがいまひとつサポーターの支持を得られない理由が分かるような。
Newcastle United
ニューカッスル:ユニフォーム/2008-09(adidas)/2018-19(Puma)
10年前のキットは中々の好デザインだが、プレミアリーグを18位で終えてチームはチャンピオンシップ降格が決定する。10-11シーズンからサプライヤーになったPumaは、一時期デザインで迷走したが、現在はシンプル路線に回帰。
Southampton
サウサンプトン:ユニフォーム/2008-09(Umbro)/2018-19(Under Armour)
08-09シーズンはチャンピオンシップを23位で終えて、フットボールリーグ1への降格が決定。しかし、そこからのプレミア昇格までは見事だった。ユニに関しては、10年前の方が明らかに“セインツらしい”デザインだ。
Tottenham Hotspur
トッテナム:ユニフォーム/2008-09(Puma)/2018-19(Nike)
10年前はプレミアリーグを8位でフィニッシュ。Pumaによるシンプルなデザインのキットへの評判は上々だった。こうして見比べても、わりと雰囲気は近い感じがする。
Watford
ワトフォード:ユニフォーム/2008-09(Diadora)/2018-19(adidas)
08-09シーズンはチャンピオンシップを13位で終えたワトフォード。キットカラーはイエローをメインに使うことが多く、むしろ今季のようなストライプ柄が異例と言える。
West Ham United
ウェストハム:ユニフォーム/2008-09(Umbro)/2018-19(Umbro)
サプライヤーは10年前と同じだが、その間にMacron、adidasを経ている。08-09シーズン当初は旅行代理店「XL Holidays」のスポンサーロゴを付けていたが、2008年9月に倒産しスポンサー契約がリセット。スポンサー無しの状態となり、一時期は胸部分に「胸番号」を付けていた。その後同年12月に「SBOBET」と契約。
Wolverhampton Wanderers
ウォルバーハンプトン:ユニフォーム/2008-09(le coq sportif)/2018-19(adidas)
08-09シーズンはチャンピオンシップを優勝しプレミア昇格を果たした。イエローに見えるが、正式にはゴールドがチームカラー。近年のユニフォームに極端な変化は無く、各シーズンでそれほど印象は大きく変わらない。