菅氏、首相への意欲「ない」 官房長官在職日数、歴代3位に

 菅義偉官房長官(衆院2区)は5日、長官在職日数が1075日となり、中曽根内閣の故後藤田正晴氏と並び、歴代3位となった。

 菅氏は4日の会見で「もう、そんなになるのかなというのが率直な思い」と感想を述べた。「安倍首相のリーダーシップの下、内閣全体が一糸乱れず進むことに全力で取り組んできた結果」と淡々と振り返った。

 このまま「内閣の要」にあり続ければ、来年7月には歴代最長の福田康夫氏(森、小泉内閣、1289日)を抜く可能性があるが、菅氏は「まったく意識していない」。ポスト安倍への意欲を問われても、「まったく考えていない。首相が掲げる『新三本の矢』を実現することに尽きる」と、内外の課題解決に向け、これまで通り女房役に徹する考えを示した。

 菅氏は2012年12月の第2次安倍内閣発足時から官房長官を務めている。

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