北日本は暴風雪に警戒を 晴れる太平洋側も北風冷たい

全国の天気と予想最高気温

 きょう(21日・月)は、日本海側で広く雪となり、北日本は暴風雪に警戒が必要だ。見通しが悪くなるため、車の運転などに注意が必要となる。
 きのう(20日・日)は、二十四節気の「大寒」でも、日中の気温は3月並みの所が多くなった。ただ、これからが一年でいちばん寒い時季で、きょうは北日本では厳しい寒さとなり、晴れる太平洋側も北風が冷たく吹きそうだ。

北日本は昼頃まで暴風雪に警戒を

午前9時の降水(雪含む)と風の予想

 きょう(月)は、冬型の気圧配置となって、日本海には寒気に伴う雪雲が広がり、北日本や東日本で風が強まっている。午前中は山陰から北の日本海側は雪となり、ふぶく所がある見込み。
 特に北日本は昼頃にかけて、暴風雪に警戒が必要だ。北陸や北日本では、落雷や、竜巻などの突風にも注意が必要となる。午後になると、山陰や近畿北部の雪はやむものの、北陸や北日本の日本海側では雪が続き、夜になると北陸を中心に雪の強まる所がある見込み。

乾燥注意報の発表状況

 晴れる太平洋側は空気が乾燥するため、火の取り扱いに注意が必要だ。東日本や北日本を中心に北よりの風が強く吹く見込み。

予想最高気温の分布

 日中の気温は、全国的にきのう(日)より低く、特に北日本は日中もほとんど上がらず、札幌で-3℃など厳しい寒さが予想される。
 きのうは暖かかった西日本や東日本も、10℃前後の所が多くなり、北よりの風が吹くためいっそう寒く感じられそうだ。

週中ごろと週末に強い寒気 週の後半は再び寒く

週間天気予報(数値は予想最高/最低気温)

 この先もしばらく冬型の気圧配置が続き、23日(水)から24日(木)にかけては、北日本だけでなく東日本にも強い寒気が流れ込む見込み。北日本では荒れた天気となり、24日頃は東日本の山沿いも大雪のおそれがある。
 また、週末にはいっそう強い寒気が西回りで流れ込むため、特に27日(日)は、西日本の日本海側も雲が広がりやすく、雪になる所がありそうだ。

 西日本や東日本では、あす(火)から23日(水)にかけては、気温はこの時季としては高めとなる所が多い予想。ただ、週の後半は冬の寒さとなり、日中も10℃に届かない見込み。太平洋側では空気の乾燥が続くため、風邪を引かないように注意を心がけたい。(気象予報士・及川藍)

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