川崎市多摩区のパチンコ店の景品交換所で昨年12月、女性従業員(48)がスプレーを吹き掛けられて現金約1千万円が奪われた事件で、神奈川県警多摩署は21日、建造物侵入と強盗傷害の疑いで、厚木市中依知、会社経営の男(48)=強盗傷害罪で起訴=を逮捕した。
逮捕容疑は、昨年12月6日、同区の景品交換所に侵入し、女性に催涙スプレーを噴射して全治2週間の熱傷を負わせた上、現金915万4000円を奪った、としている。
署によると、「1000万近くの借金があった」などと供述、容疑を認めている。同容疑者は12月6日に成田空港から中国に出国しようとしたが、警視庁に取り押さえられ、別の強盗傷害容疑で逮捕された。