目標「3割と2桁本塁打」 DeNA倉本が決意

 定位置再奪取へ-。5年目を迎えた横浜DeNAベイスターズの倉本寿彦内野手(28)が21日、地元・茅ケ崎で開かれたトークショーに出演。約250人の市民らを前に、打率3割と2桁本塁打を今シーズンの目標に掲げ、遊撃のレギュラー返り咲きを約束した。

 

 「本当はショートしかやりたくない」。茅ケ崎公園体験学習センター「うみかぜテラス」のオープン記念イベントに講師役で登壇した倉本は、アマチュア時代から慣れ親しんだポジションへの愛着を口にした。

 

 昨季は主戦場の遊撃から二塁手に転向したが、出場はプロ入り後最少の85試合にとどまった。打率はルーキーイヤーの2015年に次いで低い2割3分2厘と不調に陥り、「1年目とは違う苦しさ。振り返りたくないぐらいめちゃめちゃしんどかった」と打ち明ける。

 

 一方で芽生えたのが、遊撃への強いこだわりだ。「今までショートは自分の中で一番ではなかったけれど、セカンドで(シーズンが)終わった時にやっぱりショートにこだわりたい気持ちが強くなった」と自らを見つめ直した。

打率3割達成を目標に掲げた倉本=茅ケ崎市中海岸

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