「釣り人に悪い人はいない」は大間違い!?アンケートで分かった驚愕の結果がコチラ 貴方は、釣りの現場で対人トラブルに遭った経験がありますか?「釣り人に悪い人はいない」というフレーズが存在する一方で、世間には釣り人のマナーの悪さを嘆く声も。釣り人のマナーについて、アンケートを実施しました!

釣り人に悪い人はいないは大間違い!?アンケートで分かった驚愕の結果

2000年代初頭に一世を風靡した国民的アイドルグループ(モーニング娘)は、ある曲の中で「釣り人に悪い人はいない」と歌っています。釣り人に対して、生き物や自然、家族を愛するという良いイメージは確かにあるかもしれません。

一方で、釣り針やライン、ルアーや釣具のパッケージなどのゴミが釣り場に放置されているのを見て、釣り人に良いイメージを持たない人も居るでしょう。

読者の皆さんは実際、どう感じているのでしょうか?釣り場での対人トラブルや、マナーに関するアンケートを実施しました!

Q.釣り場にて対人トラブルを経験した事がありますか?

現地の人や釣り人同士で口論になったり、酷いものでは釣竿を折られてしまったり……。釣り場でのトラブルの噂は、ネットなどでも良く耳にしますよね。では、トラブルに遭遇した経験のある人/ない人は、それぞれどのくらいの割合でしょうか?アンケート結果を見てみましょう。

回答数:548件

対人トラブルに遭遇した経験の有無を問うアンケート。全548件の回答のうち、約4割の回答者が対人トラブルに遭遇したことがあるという結果に。10人中4人が“過去に何らかのトラブル”を経験したということです……。

可能性がゼロとは決して言い切れない、釣りの対人トラブル。「対人トラブルに遭遇した経験がある」と回答した人が、具体的にどんなトラブルに遭遇したのかを次項で問い掛けてみました。

信じられない!トラブルエピソード

そこは俺の場所だ!とキレられた

防波堤で釣りを始めたら「そこは俺の場所だ」とキレられた。

地元のおばちゃんに「そこは私の場所だから、どけ」と言われた。

地元民が後から来たのに、俺の場所だと言わんばかり、怒鳴られた。

公共の場であるにもかかわらず、場所を占領してしまう釣り人のケースです。ほとんどの釣り場は皆の物であるはずですが、後から来たにも拘らず、先行者を怒鳴って場所を奪うという人がいるのですね。

釣り場を「自分の場所」と信じて疑わない人に対しては、先に場所を取ったことを弁明したところで効果はなさそうです。ましてや感情を剝き出しにされては、たまったものではありません……。

割り込んで来て

狭い所に後から入って来て、案の定仕掛けがオマツリしちゃってこちらが 「ごめんね~(笑)」って言ってるのに、「チッ!」とか舌打ちされました。

岸沿いにキャスティングしているときに、キャスト範囲に割り込まれた。回りに全然釣り人が居ないのに。

あきらかに1人しか入れないポイントに後行者がズカズカ入ってきて、キャストをし始めた。

先行者が釣りをしているにも拘らず、後から来た釣り人が釣りを始めてしまうケース。人気の高い釣り場なら、割と頻繁に見受けられる光景かもしれません。まるで一緒に釣りに来た仲間かのような距離感で入られると、思わずぎょっとしてしまいますよね。

どんなに釣れそうなポイントであっても、先行者優先がマナーです。もし自分がもし先行者だったら?と考えてみましょう。

ライトを使って

当事者ではないが、夜釣りで海面を照らしている若い男性グループと年配のグループが口論になっていた。

横にいきなりきてライトを水中照らしてきた。

ナイトシーバスをやっていた時に後から来た人がライトで水面を照らしたり自分を照らしたりしてきた。

夜はプランクトンが常夜灯に集まり、そこへ魚がやってきます。しかし、暗かった水面が急に明転したら、魚は驚いて逃げてしまいます。夜釣りでも、魚を脅かさないように注意しながら釣りをしている人は少なくありません。

無闇やたらに水面を照らさないようにしましょう。水面はもちろんですが、釣り人に光を当てるのは更に迷惑な行為です。釣りの最中に他人からライトを向けられて気分が良い人は居ないでしょう。

オマツリでのトラブル

22時以降に堤防で釣りをしていたら小学生連れの御一行が現れ騒ぎまくりのやりたいほうだい。投げる方向も定まらず当たり前の様にお祭り。お祭りしても笑ってるだけで謝りもしないし、注意もしない親達。
子供連れだから早く帰ると思ったが0時を過ぎても帰りそうに無かったので根負けして撤収。

乗り合いでの事で、たまにのお祭りは誰もがあるはず。僕が経験した事はお祭りをしたら糸の絡みを直すはずなんですが、この人は糸絡みも直さずすぐラインを切ってしまう人でした。自分のラインならまだしも他人のラインも関係なしに切っていく人でした。さすがに船長が見かねて注意したところ、逆ギレ…こんな人とは釣りしたくないですね。

お祭りしないように距離を開けているのに、人が竿を出している方向に投げてくる。そのときは夜釣りで、わたしは電気ウキを使ってなかったが、そのせいで見えないのが悪いと逆ギレされた。

オフショア(船)での釣りや、ハイプレッシャーな釣り場で起こりやすいトラブルでしょう。誰も投げていないように見えても、既に誰かの仕掛けが投入されていたというケースも。

人口密度の高い場所であればあるほど、オマツリしてしまう可能性は高まります。オマツリが仕方ない時もあるかもしれませんが、オマツリ後の対応が自己中心的になり過ぎてしまわないように気を付けたいですね。

盗難被害に

釣った魚を盗まれた

釣竿を盗まれた。

バス釣りをしていてタックルボックスを置いたまま少しポイントを離れたらタックルボックスのルアーだけ盗まれて探したら林の中にからのボックスが捨ててあった。

釣り人が釣り場や道具の傍を離れた隙を狙われ、魚や釣り具を盗まれるという犯罪の被害に遭ってしまった人も。そのショックは計り知れません。もし被害に遭ったら、警察や釣具店に被害内容を届け出しましょう。

釣った魚が姿を消した場合、鳥や猫などの動物である可能性も否定は出来ないかもしれませんが、人でないという可能性もゼロではありませんね。楽しい釣りの雰囲気が一変してしまう出来事です。

ゴミを捨てていく釣り人

煙草のカスやパッケージ、食べ物のゴミ等を放置して行ったから追いかけてゴミ持って帰ろうねと注意したのに、うぜぇーとか言われたので。まぁ無理やりその方の車の中に入れてあげました。

ゴミを捨てているひとを注意したら、酔っぱらいで面倒だった。

自分たちの管理している関係者以外立ち入り禁止の池に、勝手に入ってくるバサーがいた。釣り糸などのゴミも多く、仕方なく立ち入り禁止にしたが、それでも時折ルアーが枝に引っかかっていたりする。

当たり前のようにゴミを放置していく人は、悲しいことに少なくありません。釣り人だけがゴミを捨てているわけではありませんが、釣り具やライン、パッケージなどが放置されているのを見かけない日はないほど。

釣り場は自分の家ではなく皆のものであって、さらには、人間だけのものでもありません。持ち込んだものは持ち帰りましょう。もし、アナタの家や庭に他人がゴミを投げ込んできたら……どう感じますか?

釣り針が

サヨリ釣りをしていた時、相手が近すぎて竿を振った時に私の顔に針が刺さった。

途中からきたウキ釣り師の針が頭に刺さった。

友達が通行人にルアーを引っ掛け相手のズボンを切った

釣り針は自分に刺さってしまっても大変なことになりますが、仲間や他人に釣り針を刺してしまって大惨事ということにもなり得ます。返しのあるフックは抜くに抜けず、深く刺さると痛みも相当なはずです。

釣り針が刺さってしまったら、病院で安全な処置を受けましょう。人の多い釣り場では、特に注意したいトラブルかもしれません。事故が起きてしまってから後悔しても、遅いのです……。

釣りの対人トラブルについてを問うアンケートでは、計224件のエピソードが寄せられました。今回ご紹介したエピソードはほんの一部ですが、釣りの現場で様々なトラブルが起きていることが垣間見えますね。

魚を釣りたい、釣りを楽しみたいという一心で、自分勝手な振る舞いをしてしまうと、周囲の迷惑となってしまうケースは多々あります。釣りを楽しみたい気持ちは、皆同じはずです。自分が相手の立場なら、と思いを巡らせてみることも必要かもしれません。

マナーの悪い釣り人は全体の何割?

様々な対人トラブルが実際に起きているとは言え、トラブルを起こすのは一部の釣り人であって、マナーの悪い釣り人は僅かとも言われます。

釣り人は実際にマナーの悪い人がどの程度いると感じているのでしょうか? 読者の皆さんに「マナーの悪い釣り人は全体の何割程度いると思うか」を問いました。

回答数:524

マナーの悪い釣り人は3割で、10人中3人程度ではないかという感想が最も多いという結果となりました。主観のアンケ―トの為、結果をどう捉えるかが難しい所ですが、果たしてこれで「マナーが悪い釣り人はわずか・いない」と言い切れるものではないでしょう。

思いやりを持っていきたい

実に様々な人がいるこの世の中で、自分の価値観や常識が通じるとは限りません。マナーが悪い人にからまれそうになったら、理不尽に思えても「その場を去る」事が、トラブルを回避するための最も無難な方法です。自然環境や、人の気持ちを思いやれる釣り人が増える事を切に願います。

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