高齢者見守りへ 事業所に委嘱状 新上五島署

 新上五島署は21日、「高齢者安全・安心アドバイザー事業所」として管内の事業所に委嘱状を交付した。
 お年寄りを犯罪被害や災害から守るため、委嘱された理容室や福祉施設などが各署から受けた情報を来店者に提供する。県警が今年から始め、委嘱状の交付は同署が4署目。事業所を示すステッカーと防災への備えなどを記した「アドバイス必携」を掲示する。
 同署であった式では、4事業所の代表が出席。中島真司署長から委嘱状を受け取った新上五島町有川郷の理容室経営、山田博さん(69)は「独居老人など、周囲で気掛かりな人についても情報を共有したい」と話した。

中島署長(右)から委嘱状を受け取る事業所の代表者=新上五島署

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