羽田美智子がナビゲート! さぁ、幕末の志士たちが過ごした長崎へタイムスリップ

2018年に明治維新から150年を迎え大いに盛り上がった薩長土肥(鹿児島、山口、高知、佐賀)。だがその4県以外にも、明治維新の原動力となった県がある。その一つが長崎だ。KTNテレビ長崎では「薩長土肥の志士たちがなぜ長崎に集まったのか?」をテーマに、幕末と長崎の歴史をたどる番組「幕末・維新 NAGASAKI~近代化の源流をたどる~」をフジテレビ系九州・沖縄ブロック同時ネットで1月26日午後4:00から放送する。ナビゲーターは、女優の羽田美智子。

江戸時代末期にペリーが黒船で来航して以来、鎖国政策が一変開国へ…。そして倒幕への動きも高まった。そんな中、西郷隆盛、高杉晋作、坂本龍馬、大隈重信ら多くの志士はそれぞれの目的のため長崎へと集結。彼らの足跡が、今の長崎にも残されていた。また彼らの長崎での活動を語る上で欠かせない、商人のグラバーと、英語教師のフルベッキ。外国人2人の存在が与えた影響は何か? また、志士たちは彼らとどのように関わっていくのか? そして、長崎へ向かった目的とは? 番組では、さまざまな場所でのロケと再現映像でそれらの史実を明らかにしていく。

この歴史ドキュメンタリーシリーズの出演が、今回で4回目となる羽田は「長崎は不思議な街。学校では学ばなかった、興味ある歴史をまた学びました」とコメントを寄せた。

意外と知られていない、幕末の長崎における志士たちの日々。長崎が明治維新で果たした役割は何なのか? 150年たった今、改めて学んでみてはいかが。

【フルベッキメモ】

グイド・フルベッキ(1830-1898年)。オランダ人宣教師。来日後、日本語を学ぶため長崎へ。しかし禁教令がしかれていたため、布教活動ができなかった。生計を立てるために開いたのが英語塾。以降、大隈重信、伊藤博文らが門弟となる。明治維新後は上京し、東京の大学南校(現在の東京大学)で教べんを執るなど、教育の各領域で尽力した。教育だけではなく外交面でも活躍するなど、日本の近代化に一役買った一人とされる。

また「フルベッキ群像写真」も有名。フルベッキ親子を、坂本龍馬を始めとした幕末~明治維新の英雄ら44人の武士たちが囲んだ一枚だが、皇族らが写っているとの説など歴史考証的には謎とされる部分も多い。今もなおロマンあふれる歴史ミステリーとして語り継がれている。

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