「責められるのが嫌だった」 母親の遺体放置した男を逮捕

 母親の遺体を自宅に放置したとして、相模原南署は24日、死体遺棄の疑いで、神奈川県相模原市南区南台4丁目、無職男(60)を逮捕した。

 逮捕容疑は、昨年12月中旬ごろ、自宅に母親(84)の遺体を遺棄した、としている。署によると、同容疑者は「母親の体調が悪くなって死んでしまった。病院に連れて行かなかったことを責められるのが嫌で通報しなかった」と供述、容疑を認めている。

 署によると、同容疑者は母親と2人暮らし。23日午後に母親の知人3人が近くの交番に「最近姿を見ない」と相談。署員が自宅1階の部屋で布団に横たわっている遺体を見つけた。署は司法解剖して死因の特定などを進める。

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