時合を読めば魚は釣れる!必ず確認しておきたい“時合発生の条件” 釣りは魚の食性を利用して行います。つまり、魚が盛んに餌を食べる時間は釣りやすいということ。それが時合と呼ばれるタイミングであり、釣果を分ける重要な要素でもあるのです。今回はその“時合の発生条件”について詳しく見ていきます。

そもそも時合ってなによ?

「時合」という言葉を聞いたことはありませんか?

時合=魚がよく餌を食う頃合いのこと。釣りの多くは魚の食性を利用するため、釣り人にとっても大切な要素となるのです。

つまり……?

もう少しかみ砕いて説明をすると、とにかく魚が釣りやすいタイミング……ということです。

時合はいつまでも続くわけではなく、発生する条件が存在します。それらを利用することで、更なる釣果の増加が見込めるのです。

さっそく時合が発生する条件について見ていきましょう。

時合はこんな時に起きる!

光量の変化

時合の代表例ともいえる、光量の変化。朝マズメや夕マズメなど、太陽が昇ったり沈んだりする時間帯によく釣れた経験がある方は多いでしょう。

また、日中に太陽に雲がかかって一時的に暗くなったという光量の変化も、時合のタイミングとなることがあります。

天気の変化

天気の変化も時合発生のタイミング。

雨が突然降り出したり、いきなり日が陰ったりすることで、魚の警戒心が薄れて時合が発生することも。

魚は低気圧になれば活性が上がるともいわれているため、天気は時合に結びつきやすい条件です。

水質の変化

雨が降って水の透明度が上がったり、逆に水が濁ったりして水質が変化すると、それが時合発生のタイミングとなることがあります。

特に夏の雨は、光量・天気・水質の変化をいずれも起こす要因なので時合発生となりやすいです。

流れの変化

魚は水中で生きている以上、流れに依存しています。
餌を捕食しやすい流れは魚種ごとに違いますが、流れの変化するタイミングも無視できません。
海であれば潮が動き始めや終わり、川やダムなどであれば堰が開放されたりといったタイミングは時合となりやすいです。

水位の変化

潮位が変わったり、放水が始まったりして水位が変化するタイミングも時合発生の要素。

特に水位の変化はブラックバスやシーバスなど『フィッシュイーター』と呼ばれる魚の時合となりやすいです。

水位が下がれば、浅瀬に居たエサとなる小魚やカニなどが深場に追いやられたり、水位が上がれば冠水した植物に居た虫などが落ちたりします。

つまり、エサとなるものが増えることが要因でしょう。

風の変化

風が吹くと水中に酸素が取り込まれやすくなったり、表層に流れが発生したり、虫が水面に落ちたりと様々な変化が起きるため時合となりやすいです。

風が吹き始めたタイミングでは特に集中して釣りをしてみましょう。

時合発生は変化点と隣り合わせ

時合発生の具体例を見ると分かるように、時合が発生するには何らかの変化が伴います。

時合が発生するタイミングはある程度の予測が立てられますので、その時間を狙って釣りに行ってみるというのもおすすめです。

本記事を参考に、次の釣行から時合を意識した釣りを行ってみてはいかがでしょうか。

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