認知症や介護の理解深めよう 大村小5年生が介護器具の使用法学ぶ

 認知症や介護について理解を深めようと、大村市立大村小の5年生17人が23日、本町の市地域包括支援センターを訪れ、隣接する「まちなか保健室」の在宅訓練室などを見学した。

 「総合的な学習」の一環。同校の5年生89人は昨年11月、認知症のお年寄りへの対応を学ぶ「認知症サポーター養成講座」を受講している。

 この日は同センターの職員らが講師を務め、認知症の症状や原因などについて解説。バランスの良い食事や適度な運動が予防につながるとした上で、「認知症の人と接するときは温かい見守りと声掛けが大切」と強調した。在宅訓練室では、家庭で使う介護用の器具などを見学し、使い方などを学んだ。

 吉川尊君は「介護用のベッドや風呂などが(介護する側にとっても)使いやすいように工夫されていたのが印象に残った」と話した。

在宅訓練室で介護器具の使い方などを学ぶ児童たち=大村市本町

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