最後はニューヨーク有数のお酒の品ぞろえ、「アスター・ワインズ・アンド・スピリッツ」を紹介。温めて飲むのに適したお酒を、店員が丁寧に教えてくれる。お気に入りの1本がきっと見つかるはず。
1946年からあるアスター・ワインズ・アンド・スピリッツは2006年に今の場所に移り、ワインやカクテルに関するクラスなどが人気の「アスターセンター」を併設する。
店内に入るとまずその品数の多さに圧倒される。白、赤、ロゼとワインを豊富に取りそろえているほか、ウイスキー、コニャック、ブランデーなど数え切れないほどだ。目移りして迷っていると店員が「何をお探し？」「どんな味が好み?」と気さくに声を掛けてくる。
「温かくして飲むのに適したお酒を探しているんだ」と伝えると、真っ先に案内されたのは日本酒などの「SAKÉ」のコーナー。「君は日本人?なら熱燗、ぬる燗のやり方は知っているよね?」とノリノリで紹介する。200種ほどあり、有名どころの銘酒がずらりと並ぶ。その隣の棚にある中国や韓国のお酒もPR。本来は常温で飲むのが一般的な紹興酒は「温めて飲んでもいけるよ」と教えてくれた。
ミードを探しているというと、広い店内を迷うことなく案内し、数種のボトルを紹介。中でもニューヨークで生産されている「Axum Tej Honey Mead – NV」（750ml、14ドル99セント）がおすすめという。
さらに「素人でも作りやすいホットカクテルは?」と尋ねると、「これが簡単だよ。ミルクと混ぜて温めるだけだからね」とメキシコ発祥の「Kahlua（カルーア）」（375ml、12ドル99セント）を推す。
同店は他にも1本数千ドルもする希少なお酒や、定価の50%オフのお値打ちワインなど幅広く扱う。「寒くて買いに行く気も起きない」といった人も大丈夫。多くの商品が配送無料となっている。本格的に創作カクテルを学びたければ、2月19日（火）にアスターセンターでおいしいカクテルを作れるようになるクラスもある（85ドル）。
Astor Wines & Spirits at De Vinne Press Building
399 Lafayette St.
www.astorcenternyc.com
