シャルケの”ノイアー2世”見逃すな! ドイツにまた1人生まれる実力派GK

シャルケのニューベル(右)  photo/Getty Images

後半戦のスタートとなった20日のヴォルフスブルク戦で、シャルケの指揮官ドメニコ・テデスコはちょっとしたサプライズを見せた。GKにラルフ・フェアマンではなく、22歳のアレクサンダー・ニューベルを先発させたのだ。ニューベルはヴォルフスブルク戦を含め今季リーグ戦では4試合プレイしているのだが、ヴォルフスブルク戦以外の3試合では負傷しているフェアマンに代わって先発する形だった。しかしヴォルフスブルク戦はフェアマンがベンチとなっており、テデスコはトレーニングの内容からニューベルを選んだのだ。

ブンデスリーガ公式がニューベルのことを取り上げているが、シャルケでプレイしていることもあってかニューベルはバイエルンGKマヌエル・ノイアー2世と言われている。パーダーボルンの下部組織出身のニューベルは、パーダーボルンでもノイアーを思わせるとの理由から「マヌエル」との愛称で親しまれていたという。

経歴だけでなく、プレイもノイアーを思わせるところがある。ニューベルはU-14までフィールドプレイヤーだったため、足下のプレイも苦にしていない。ノイアーはジョゼップ・グアルディオラの下で繋げるGKとしてトレーニングを積んだが、ニューベルも繋げるGKになるだろう。これは今や現代サッカーのGKに欠かせない能力だ。

ニューベルはサイズも193cmと十分で、数年後にはドイツ代表に名を連ねるはずだ。先発したヴォルフスブルク戦は2-1で勝利と幸先もよく、シャルケの守護神争いはこれから熱くなりそうだ。

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