「鬼は外、福は内」 開運豆まき 節分星まつり

 長崎県佐世保市戸尾町の真言宗別格本山黒髪山大智院(草津栄良院家)で27日、恒例の「節分星まつり」があり、参拝者が無病息災や家内安全などを願った。
 毎年1月の最終日曜に午前と午後に分け、祭事を開催。願い事を書いた護摩木をたく大護摩祈願などの後、開運豆まきがあった。
 午前の部では、年女や厄年に当たる人、今春小学校に入学する子どもら約60人が法被をまとい、「鬼は外、福は内」と勢いよく豆をまいた。参拝者は福にあやかろうと、マフラーやビニール袋を広げたり、必死で手を伸ばすなどし、豆を拾った。
 市立日宇小2年の犬塚漣君(8)は「バレーボールが上手になり、算数が得意になるよう、いっぱい拾った」と笑顔。草津院家は「皆さんの1年が無事で、安全で、充実するよう願っている」と話した。

豆まきなどでにぎわった「節分星まつり」=佐世保市、真言宗別格本山黒髪山大智院

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