学業成就を祈願 座間で伝統の筆まつり

 受験シーズンを迎え、学業成就などを祈願する「初天神・筆まつり」が27日、座間市座間の座間神社で行われ、親子連れら参拝者でにぎわった。

 「学問の神様」で知られる菅原道真が祭られている同神社が毎年実施している伝統行事。

 山本俊昭宮司が祝詞を上げるなど神事を執り行った後、参拝者は持参した古い筆や書き初めで使った半紙、短くなった鉛筆などをお焚(た)き上げの火に次々と投げ入れ、書道上達や入試合格などを願った。

 参拝者には記念の祈願鉛筆が配布され、つきたての餅も振る舞われた。

 相模原市南区の小学6年生の男児(12)は「昨年もお参りして字がきれいに書けるように祈願した。字がきれいになってきたので、今回は感謝の気持ちも込めた」と話していた。

古い筆などをお焚き上げの火に投げ入れる参拝者=座間市座間の座間神社

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