太平洋側に恵の雨を 木曜日に期待

きょうは冬型の気圧配置が強まって、北日本や東日本を中心に風の強い状態が続きます。太平洋側ではカラカラの北風が吹きそうです。寒さもこたえますが、乾燥もつらいですね。インフルエンザも流行していますから、そろそろまとまった雨で大地を潤して欲しいところです。
東京の今月の降水量を見てみると、15日(火)に観測した0.5ミリのみとなっています。1月降水量の平年値は52.3ミリなので、平年のおよそ1%の雨しか降っていないのです。
では、いつ雨が降るのか。期待できそうなのは今週31日(木)です。関東では南部を中心に降水が予想されています。ただ、今のところ東京の気象庁予報は「くもり」で降水確率40%と、降るかどうかは五分五分。
普段は「あいにくの空模様」などネガティブに語られることが多い雨も、今回ばかりは降れば農業関係者のみならず、多くの方にとって恵の雨となります。気象予報士の私にできることは…てるてる坊主を逆さに吊るすくらいでしょうか。

気象予報士・野口 琢矢

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