レンジャーズがブルペン補強 右腕・ケリーと1年契約へ

関係者によると、ブルペンの補強を画策していたレンジャーズは、フリーエージェントのリリーフ右腕、ショーン・ケリーと2020年の球団オプションが付属した1年契約を結ぶことで合意に至ったようだ。今季のケリーの年俸は250万ドルで、それに加えて50万ドルの出来高が設定されており、来季の契約は年俸250万ドルの球団オプションまたはバイアウト25万ドルとなっている模様。まだ球団からの正式発表はないものの、ケリーはすでに身体検査をパスしているという。

現在34歳のケリーは、昨季ナショナルズとアスレチックスでプレイ。2球団合計で54試合に登板し、2勝0敗、4ホールド、防御率2.94、被打率.188、WHIP0.90、奪三振率9.18の好成績をマークした。ケリーは10シーズンにわたるメジャー生活において主にセットアッパーとして起用され、通算443試合すべてにリリーフ登板。パドレス時代の2015年に53試合で防御率2.45、ナショナルズ時代の2016年に67試合で防御率2.64をマークするなど、27勝23敗、15セーブ、68ホールド、防御率3.67という成績を残している。

昨季途中にアスレチックスへ移籍したケリーは、メジャーデビューを果たした2009年から2012年までマリナーズでプレイしており、ア・リーグ西部地区の球団に所属するのはこれが3球団目。レンジャーズではクローザーのホゼ・レクラークにつなぐセットアッパーとして起用されることが予想される。今季のレンジャーズのブルペンは、レクラーク、ケリーのほか、右腕のクリス・マーティン、ジェシー・チャベス、ザック・マカリスター、ニック・ガーデワイン、コナー・サゼック、左腕のC.D.ペラム、ジェフリー・スプリングスといった面々で構成されることになりそうだ。

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