〝柔〟軟な思考で合格を 受験控え、「合格祈願豆腐」寄贈

 高校受験シーズンを迎えた海老名市内の中学生を励ましたいと、同市今里の豆腐製造業「富塚商事」(富塚政和社長)が29日、市立中学校全6校の3年生全員に「合格祈願豆腐」を贈った。市立海西中学校(さつき町)では同社社長の長男、侯介さん(40)が教室を訪ね、生徒らに豆腐を手渡しした。

 贈られた豆腐は、市内の弥生神社(国分北)で祈祷を受けた大豆や包装材でつくられたもの。2007年から始め、今回で13回目になる。海西中では、富塚さんが「豆腐が柔らかいように、受験生の皆さんも頭をやわらかくし(リラックスして)勉強や試験に臨んで下さい」と生徒らを激励。

 同校3年の伊藤光汰さん(15)が「いただいた豆腐を食べて、受験当日までの期間を頑張りたい」とあいさつ。豆腐を手にした生徒らは「合格を祈ってかぶりつきたい」「みそ汁の具で味わって食べたい」などと喜んでいた。

合格祈願豆腐を手にする生徒や関係者ら=海老名市立海西中学校

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