[移籍]権田、2度目の海外挑戦が決定! 中島所属のポルティモネンセへ

ポルティモネンセへの移籍が決まった権田 photo/Getty Images

サガン鳥栖は29日、日本代表GK権田修一がポルトガルのポルティモネンセへ完全移籍することが決まったと発表した。

現在29歳の権田はFC東京の下部組織出身で、2007年にトップチームへ昇格。2009年から正GKとしてプレイし、同年のJリーグ杯や2011年の天皇杯(決勝は2012年1月開催)の優勝に貢献した。その後もチームの絶対的守護神として活躍したが、2015年夏にオーバートレーニング症候群を発症。長期離脱を余儀なくされたが、2016年1月に復活を目指してSVホルンへ期限付き移籍し、徐々に実戦の機会を増やしていった。

そして、2017年1月にヨーロッパでのプレイを続行するために、FC東京との契約を解除。新天地を探したが、移籍先が見つからず、同年2月に帰国し、サガン鳥栖へ加入した。2年目となる昨季はリーグ戦34試合に出場していた。また、ロシアW杯後に新体制となった森保ジャパンで、3年ぶりに日本代表へ復帰。現在開催中のAFCアジアカップの登録メンバーにも選ばれると、ここまで5試合に出場し、決勝進出に貢献している。

そんな権田はクラブの公式サイトを通じて「サガン鳥栖ファン、サポーターのみなさん。ポルトガルのポルティモネンセSCに移籍する事になりました。サガン鳥栖での2年間、皆さんには常勝という最高のファンサービスはできませんでした。それでもみなさんが最高の応援をしてくれた事、本当に感謝しています。サガン鳥栖は地方クラブです! その事実は一生変わりません。街の人口が少なくても1人1人が心の底から声を出し、サガン鳥栖を愛する気持ちを持てば密度の濃い強い砂岩ができあがると思います。これからも皆さんがサガン鳥栖を支えていって下さい。2年間本当にありがとうございました」と感謝の意などを述べている。

自身2度目の海外挑戦が決まった権田。新天地でさらなる成長を遂げることができるのか。日本サッカー界のためにも、今後の活躍に期待だ。

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